エネルギー・ヘルスケア本部

日本

双日、北海道苫小牧市にてバイオマス専焼発電事業に参画

PDF版[409763]

2019年5月10日

双日株式会社

2019年5月10日

双日株式会社

0

双日株式会社(以下「双日」)は、日本製紙株式会社(以下「日本製紙」)とともに、バイオマス専焼発電事業の検討を進めて参りましたが、このたび、出資者間契約を締結し、共同で発電事業を行うことに合意しました。

本プロジェクトは、苫小牧港に面する日本製紙北海道工場勇払(ゆうふつ)事業所(北海道苫小牧市、以下「勇払事業所」)の敷地内に、国内最大級となる74.95MWのバイオマス専焼発電設備を建設する計画で、その発電量は約16万世帯分の電力消費量に相当します。2020年3月にプラントの建設に着工し、2023年1月に商業運転を開始する予定です。発電設備の運転および保守は日本製紙に委託し、固定価格買取制度に基づき、事業期間である20年間にわたり発電した電力の全量を北海道電力株式会社に販売致します。

我が国の「エネルギー基本計画」では、安定的に発電可能な再生可能エネルギーとしてバイオマス発電に期待が寄せられており、本件は、この政府方針に沿った案件となります。持続可能な燃料調達を企図して海外から発電用木材チップ及びPKSを輸入、また、北海道における未利用材(間伐材や林地残材等の未利用資源)も使用します。未利用材の有効活用は、森林環境の整備を促し、北海道における林業振興や雇用の創出による地域活性化に貢献します。
※ PKS(Palm Kernel Shell=パーム椰子殻)とは、パームオイルを生産する過程で発生する残渣

双日は、再生可能エネルギー事業として、これまで国内・欧州・米州を中心に、太陽光発電や風力発電の事業開発・運営を行ってまいりました。林産資源事業では、長年にわたりベトナムなどで木質チップの生産や流通・販売を行い、また、北海道においては子会社を通じ木材の集荷・加工販売を行っています。

本件は、これらの知見を活用した双日として初のバイオマス専焼発電事業への参画であり、今後も、これまで培った事業基盤・ノウハウを活かして、国内外における再生可能エネルギー事業への取り組みを進めてまいります。

以上

【事業用地写真(日本製紙北海道工場勇払事業所)】

190510R.jpg


 

会社・事業概要

会社名 勇払エネルギーセンター合同会社
所在地 北海道苫小牧市字勇払(日本製紙北海道工場勇払事業所内)
190510_02.jpg
出資比率 双日株式会社:49.0%
日本製紙株式会社:51.0%
事業概要 バイオマス発電所の運営・電力の販売
発電容量 74.95MW
売電先 北海道電力株式会社
使用燃料 輸入木質チップ、PKS(パーム椰子殻)、国内未利用材
スケジュール(予定) プラント建設着工:2020年3月
営業運転開始  :2023年1月

キーワードから探す

ニュースリリースに関するお問い合わせ

詳細を知りたい方はお問い合わせください