双日株式会社

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サウジアラビア産冷凍養殖エビの日本向け独占販売契約を締結

2002年10月2日

日商岩井株式会社は、100%子会社の株式会社シーフェスタ(東京都中央区日本橋2-1-21、中野順裕社長、TEL03-5200-3110)と共に、サウジアラビア、アルリス地区の紅海沿岸で生育される養殖エビの日本向け独占販売契約を、ナショナル・プラウン・カンパニー社(NPC、本社:サウジアラビア、アルリス)と締結した。年間約2,500トン(エビの頭部を除いた状態)を日本へ輸入する。

全長約42キロメートルにわたるアルリス地区沿岸の10区画に総養殖面積2,250ヘクタールの養殖池をNPC社が造成した。同社は、親エビを生産・管理し、自社の孵化所で卵を孵化させ、自社の飼料工場でエビの餌を生産しその餌で養殖を行い、収穫、冷凍加工までを行う完全一貫生産体制を敷く。このように全ての生産段階をNPC自社でコントロールし、安心・安全・高鮮度をキーワードとして生産を行っている。現在、東南アジア諸国で問題となっている養殖池開発の為の熱帯雨林マングローブ乱伐等の問題も同地では無縁。もともと土しかない沿岸地帯に水を引きいれるだけで、他国のエビ養殖と比して、より環境に優しいエビ養殖と言える。

エビの種類は、中華料理や天ぷら料理、海老フライ等で食べられているホワイトエビ。養殖池の塩分濃度は、一般の海水塩分濃度である約3.5%よりも高く約4.2%あり、エビの身が締まり美味しくなるだけでなく、生育を邪魔する藍藻類の発生も少ないので数量的な安定供給が見込める。

紅海は世界的にも有数のダイビングスポットといわれている通り、水の綺麗さでは群をぬいており、また、同地区に河口は無く、他に産業も全くない為、人口も極めて少なく生活廃水、産業廃水による海水の汚染は全くない。その綺麗な海水での養殖となるため病気の発生も最小限に抑えられる。

NPC社は、サウジアラビア国内第二の銀行を持つ大手財閥であるアルラジグループが他大手食品関連財閥と共に出資したエビ生産加工会社であり、約2億ドルをかけて、管理体制の行き届いた一連冷凍養殖エビプラントを2001年に建設を完了した。今後、年間約12,500トンを目標にホワイトエビを養殖し、出荷する予定。

日商岩井は、他商社よりも先んじて、安心・安全・健康をテーマに有機食材では大豆、米、乾麺などの輸入販売を行ってきた経緯あり、今回、有害物質のないホワイトエビを一品目に加え、引き続き健康輸入食材販売を進める。今後エビの大市場であるアメリカ及び欧州市場を念頭に営業活動を計画中。また将来的には、ホワイト系エビの指向が高い香港を中心に中国の市場も視野にいれながら韓国・他アジア向けにも取扱いたいと考えている。


以 上

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