双日株式会社

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日商岩井、トルコから蓄養マグロの輸入を開始

~ 日本の食文化の満足と水産資源開発両立のため ~

2002年9月16日

日商岩井株式会社は、トルコの水産会社「アクア・デム社(イスタンブール市/Akua-Dem)」と「蓄養マグロ(本マグロ/黒マグロ)」の輸入契約を締結し、捕獲後一定期間飼育して太らせた蓄養マグロの輸入・販売事業を拡大します。蓄養マグロは品質や価格が安定しており、近年国内での需要が急増しています。これまで日商岩井では、豪州産の蓄養マグロ(南マグロ/インドマグロ)の輸入・販売を行っていましたが、調達先を拡大し、国内市場に高品質な商品を安定的に供給できる体制を築くため、事業を拡大することと致しました。

アクア・デム社がトルコ南西部のチェスメ地区に持つ蓄養拠点には、日商岩井の国内販売提携先であるトライ産業株式会社(社長:小泉重雄、静岡県清水市清開2-2-9、0543-36-1110)から常駐の駐在員を派遣し、蓄養に使うえさの配合や出荷前の加工などについての技術指導を行います。マグロは6月~7月頃にトルコ南部のアンタルヤ湾で捕獲し、約半年かけて3割程度太らせてから蓄養マグロとして出荷します。今回蓄養するマグロは10月頃から年内にかけて加工を行い、来年初めから冷凍マグロとして輸入します。トルコより初年度は500トン程度の輸入を予定しています。

日本の刺し身用マグロの年間輸入量は約50万トンで、このうち蓄養マグロは2万トン程度とみられています。これまでの日本への主な輸入先は豪州、スペイン、クロアチア、マルタなどからでした。日商岩井は、1997年から豪州産の蓄養マグロの輸入を始めましたが、今年度は豪州産とトルコ産を中心に年間1500トン程度の蓄養マグロの取り扱いになります。蓄養マグロは価格変動が少なく、供給も安定しており、また、人気が高い「トロ」が多くとれるために需要が増えていますが、蓄養拠点は不足気味になっており、漁場や水質や地形などが蓄養に向くトルコにおける新規事業の立ち上げを決めました。

日商岩井は輸入サバの取扱高で国内トップにあるなど、水産物の取り扱いに強みを持ちます。サバやマグロなどの他に、サウジアラビアからの養殖エビの輸入を始めるなど海外における生産・加工拠点の開発に積極的に取り組んでいます。今後も「安心・安全」「環境対応」をテーマに日本の食文化の満足と水産資源の開発を強化していく方針です。

以 上

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