双日株式会社

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イエメンセメント公社からイエメン最大のセメントプラントを受注

2002年6月24日

石川島播磨重工業株式会社と日商岩井株式会社は、イエメンの国営企業であるイエメンセメント公社・アムラン工場向けに3300トン/日(年産100万トン)の大型セメントプラント増設工事を受注し、6月22日に契約調印を行いました。受注金額は約180億円で、2004年末の完成後はイエメン最大のセメントプラントとなります。

契約は「原料調合工程」の原料粉砕設備・調合設備・原料サイロから「焼成工程」の焼成設備・冷却器・クリンカサイロ・セメント出荷設備および発電設備までの一連の設備についてであり、設計・製作・調達・据付工事・試運転・運転指導を含むフルターンキーで受注しています。

石川島播磨重工業と日商岩井は、1982年にイエメンセメント公社・アムラン工場向けに1700トン/日規模のセメントプラントを納入しています。 また、1992年には、同社・マフラック工場へも生産規模1700トン/日規模のセメントプラントを納入しており、今回建設する工場を合わせると生産量が6700トン/日(年産200万トン)となり、同国の生産量合計7600トン/日(年産220万トン)の約90%を占めることとなります。イエメン国内でのセメントの年間需要は約320万トンであり、現在約100万トンのイエメン国産のセメントは200万トンと倍増し、約60%が国内産セメントで賄われます。

今回の受注は、全世界で100ヵ所以上にセメントプラントの納入実績がある石川島播磨重工業の技術力の高さと製品の信頼性、および中東地域でのセメント生産設備の建設実績(オマーン、シャルジャ)が高く評価されたことに加え、日本企業で唯一駐在員を派遣している日商岩井のイエメン政府に対する外交ルートでの活動協力などにより契約に至りました。

本プラントのキーハードとなる「クリンカ焼成工程」には、消費熱量を大幅に削減できると同時にNOxの発生量を低く抑えることができる『IHI-5段サイクロン乾式NSPシステム』が採用されています。 石川島播磨重工業が独自に開発した本システムは、原料を予熱する「予熱装置」と高温焼成を行う「ロータリーキルン」の間に優れた攪拌性能と高い仮焼性能(原料の滞留時間を長く取ることが可能)を発揮する「気流焼成炉(仮焼炉)」が設置されており、予熱・仮焼・焼成を効率的に行うことができるセメント焼成方法です。 また、仮焼炉によりキルンの負担が軽減できるため、キルンの小型化が図られます。(NSP=New Suspension Preheater)


以 上

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