双日株式会社

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日商岩井プラント機器、飛灰固化システムの販売を開始

~ 安心の環境作りに確実な処理を発揮 ~

2001年8月27日

日商岩井プラント機器株式会社(本社:東京都中央区、社長:渡辺助義、資本金:2億6000万円、03-5614-2290 、日商岩井100%出資)は、千代田技研工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山下研一、資本金:1 億6000万円、03-3861-6341 )が製造する「焼却飛灰・溶融飛灰固化システム」の販売を開始致します。

「焼却飛灰・溶融飛灰固化システム」とは、焼却施設等で発生する有害物質や重金属類を含んだ焼却飛灰や溶融飛灰(※1 )に薬品などを混合して処理する事で溶出を防止するシステムで、焼却飛灰や溶融飛灰の無害化処理を安全にかつ廉価で行う事が可能なものです。 焼却施設を所有する地方公共団体や焼却・溶融炉を所有する民間企業向けに販売を展開し、年間約10億円(15システム程)の受注を目標とします。

(※1 )排出される飛灰は特別管理一般廃棄物に指定されており、飛灰中に含まれる有害物質や重金属類の無害化処理を行わなければ、最終処分場に埋め立てる事ができません。例えば、「鉛(Pb )濃度」は、重金属類溶出濃度規制値0.3mg/L以下に抑える必要があります。

「焼却飛灰・溶融飛灰固化システム」は、薬剤貯留槽、混練機(オムニミキサー)、固化バンカーまでの一環した全自動システムとなっており、粉状の無機薬剤「チヨクリーン」と飛灰を均一に混練機「オムニミキサー」で混練する事で反応が促進され、結晶鉱物が生成されます。 その結果、有害な重金属類は、結晶鉱物内に取り込まれ、長期間に渡り重金属類の溶出を抑える安定した状態となります。 本システムの心臓部に使用されている「オムニミキサー」は、千代田技研工業と米国・ガルブロ社との技術提携によって開発されたもので、従来の攪拌機と違い、攪拌羽根を用いていない画期的な機構となっており、比重が極端に違う材料などの幅広い材料条件に適し、理想的な均一混練・造粒が可能です。

【ご参考】
日商岩井プラント機器は、2000年10月に日商岩井機電販売と日商岩井ケミマック東京が統合して発足した会社で、中・小型プラントや単体機器の売買取引を主体事業としています。


以上

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