双日株式会社

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イービストレード、戦略的パートナーと資本提携

2000年12月4日

イービストレード株式会社は、2000年3月に日商岩井株式会社と株式会社エヌ・ティ・ティエックス、アイ・ティー・エックス株式会社の戦略的合弁事業として、業種別のネット取引所(マーケットプレイス)を構築・運営する「ネット総合商社」としてスタート致しました。

イービストレードは、IT時代に求められるネット総合商社を構築していく上での布石として、企業間の商取引を取り巻く決済・物流・与信等の機能を強化する目的にて、積極的に異業種からの戦略的パートナーと提携する方針です。戦略的パートナーと共に新しいビジネスモデルを共同で開発していくことで、顧客企業が最大のメリットを享受できるような信頼ある公正・中立・高付加価値のネット取引所(マーケットプレイス)を創造していきたいと考えております。

この度イービストレードでは、異業種パートナーとの提携戦略の一環として第三者割当増資を実行し、株式会社三和銀行、日本火災海上保険株式会社、株式会社オリエントコーポレーション、日本アジア投資株式会社に応じて頂きました。イービストレードは、今回資本参画する異業種パートナーと新規顧客の開拓、企業間電子商取引に必要とされる新しい金融技術(Financial Technology)の共同開発及びこれらの優先的活用において包括的に同意致しました。

イービストレードは、今回の増資により調達した資金の一部を資本準備金として充当致しますので、増資後の資本金は4億4735万円、資本準備金は4735万円となります。

今回増資に応じて頂く金融機関各社は、2000年初頭からの企業間電子商取引(B2B)の流れの中で、IT時代の商環境を取り巻く新しい与信・決済などの金融サービスを必要とするイービストレードのニーズに対して金融ソリューションの提供を行っていくことで、新しい時代の金融機関に求められる汎用的な機能開発を推進していきます。

中でも三和銀行は、マーケットプレイス向け金融ソリューション開発を最重要課題と位置づけ、例えばネット・エスクロー、アイデントラス、ボレロなど先進的な金融サービスの開発・提供にいち早く取り組んでいます。このソリューション力とイービストレードのインキュベーション力が相俟って、質の高い機能開発が可能となり、こうした機能をイービストレードの立ち上げるマーケットプレイスに実装することによって、お客様へのより良いサービス提供に寄与することが期待できます。

イービストレードは現在、日本初の紙・板紙のネット取引所(マーケットプレイス)である「ベイツボ・ドット・コム」(http://www.beitsubo.com:2000年6月開始)の運営を行っております。既に業界新聞社11社と提携し、業界ニュースを毎日配信しているほか、製紙メーカーや印刷会社、代理店、卸商の間で24時間営業の電子商取引を行っており、取引会員企業数は、既に500社を超え
ております。

国際競争力向上のために民間企業の経営合理化は急務であり、特に中小企業におけるITを通じた調達・販売の効率化が不可欠であるとイービストレードは考えております。顧客企業の調達・販売の効率化をネット取引所の構築・運営を通じて実現していく中で、イービストレードは複数のネット取引所を構築・運営するユニークな強みを活かして、ワンストップで業種を超えた調達・販売を実現するX-eMarket(クロス・イーマーケット)ソリューションを提供していきます。今後も幅広い業界にてネット取引所を構築・運営していくことで中間業者としての使命を果たしたいと考えております。

イービストレードは今回の増資により、金融機能の強化を行う一方、今後も物流、広告、他のネット取引所などと幅広く提携を呼びかけていく方針です。


以上

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