双日株式会社

閉じる

インフォコム株式会社、Z39.50ポータルサイトをリリース

2000年11月29日

インフォコム株式会社は、官公庁、大学を中心に検索エンジンを利用したインターネット/イントラネット環境を構築するベンダーとして早くから進出し、今やIT業界では高い評価を受けています。この度、11月10日より国内外のデータベースを横断検索するポータルサイトを無料でスタートさせました。(http://www.globalfinder.net)特徴は、国際標準の検索プロトコルであるZ39.50を採用し国際的な横断検索を実現している点です。Z39.50は、1980年代より欧米で模索が始まり、その後ISO規格として制定されている情報検索の国際標準規格です。日本では1998年に漸くJIS規格として認定されました。

現在、Web上では様々な検索サービスが提供されていますが、利用は各サイトに飛んで個々に検索を行うものが主流であり、提供側もその個別性を以って他サイトとの差別化を図っています。しかし、情報活用という点で、この手続きはむしろ利用者には負担が多いという問題があります。有益な情報であれば、広く活用できる環境にすべきという視点に立ち、海外では各図書館の蔵書情報や、政府の行政情報を同プロトコルに乗せて公開しています。わが国でも、阪神大震災での教訓を元に、災害情報や医療情報など、いざという時に緊急性の高い情報を共有化することを実現すべく、地理情報や病院情報などを対象に同プロトコルでの公開が検討されています。インフォコムではいちはやくこのZ39.50に目をつけ、本サイトを立ち上げました。日本語を透過し、Webへのゲートウェイを持つ横断検索サイトとしては現在国内唯一のサービスサイトです。

今回検索の対象としているのは、国内外にある大学図書館・政府図書館で、今後さらに広がると思われるZ39.50を採用する機関をも対象として行っていきます。また、同サイトを通じ、わが国に馴染の浅い本プロトコルを、国内向けに啓蒙していくサイトとして活用して行く方針です。

同サイトで活躍するインフォコムのパッケージである「InfoLib-GlobalFinder」は、リリース後、大学・官公庁の情報担当関係者を中心に大きな反響を呼んでいます。今後は、データベース検索に留まらず、情報共有化によるナレッジセンターとしてのサイトを目指しています。


以上

このページの先頭へ