双日株式会社

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日商岩井株式会社とボンバルディア社との関係について

2000年11月23日

日商岩井株式会社は、1978年にカナダ・ボンバルディア社製リージョナルエアクラフトの日本国内での販売代理契約を締結致していますが、1996年に琉球エアーコミューター株式会社より初めて受注を頂いて以来、現在までに合計で18機のエアクラフトを6社より受注しております。

このたび日本に初めて登場するQシリーズの双発プロペラ最新鋭機“Q400”には最先端のハイテク航空機技術が至る所に駆使されており、ジェット機に匹敵する速度と性能、そしてターボプロップ機の持つ経済性を兼ね備えています。

巡航速度はプロペラ機として突出した650km/hにもなり、925km未満のルートを飛ぶ幹線ジェット機と同程度の速度で飛行する事が可能です。航続距離は2400kmにも及び、航空会社はストップオーバーのない新ルートの開拓ができます。“Q400”は68~78人乗りで、座席あたりの運転経費が世界で最も低い航空機です。

“Q400”は速さや経済性だけでなく、非常に乗り心地が良く出来ております。キャビンの広さは言うに及ばず、機内ノイズと振動は、同等の航空機に比べて極めて低く抑えられています。これは、NVSという最新のノイズ・振動抑制技術によるもので、静かで快適なフライトが実現されます。その仕組みは、キャビンのあちこちに見えない様に設置された複数のマイクでノイズレベルを継続的に測定し、機内にあるコンピューターにそのデータを送り、この送られてきたデータとエンジンやプロペラから送られてきたデータを絶え間なく分析して「能動同調振動吸収装置」という装置で制御するというものです。つまりエンジンとプロペラによって発生した振動を消すのではなく、振動の原因となるものに「逆の振動」を与え、振動そのものを元からなくす、という仕組みになっているのです。Qシリーズの“Q”がQuietを意味している事が示します様に「乗客にとっての乗り心地の良さ」という項目がこの航空機の設計における優先事項でありました。

速さ・経済性・乗客の快適度等々、ボンバルディア社のQシリーズは、世界のリージョナルエアクラフト市場に新しい基準を打ち立てようとしています。2000年9月現在、Qシリーズに対するボンバルディア社への注文とオプション契約は世界中から740機以上あり、同社のリージョナルジェットCRJシリーズに対する注文とオプション契約1760機と合わせますと、ボンバルディア社の機体は、史上最多の販売数を誇るリージョナルエアクラフトである、と言う事ができます。

日商岩井は今後も日本の地域・離島間運航の活性化がますます進むものと見ており、ボンバルディア社の日本国内での販売代理店としてエアライン各社との連携を深め、独自のマーケティングを展開して、さらなる受注を目指して参ります。


以上

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