子会社の異動に関するお知らせ
2000年10月25日
会社名 日商岩井株式会社
代表者名 取締役社長 安武 史郎
( コード番号 8063 )
問合せ先 広報室長 伊藤 淳一
電話番号 03-3588-4715
各位
日商岩井株式会社は、連結子会社である新名糖株式会社と三井製糖株式会社(コード番号2109)が2001年4月1日付にて対等の立場で合併する事で合意し、本日、覚書に調印致しましたのでお知らせ致します。
記
1. 子会社および合併の相手会社の名称
(子会社) | 新名糖株式会社 千葉県市原市八幡海岸通2番16号 代表取締役社長 佐藤順信 |
(相手会社) | 三井製糖株式会社 東京都中央区日本橋本町2丁目8番2号 代表取締役社長 上野榮枝 |
2.子会社合併の目的
新名糖(株)は、当社砂糖グループ子会社の主力精製糖会社であります。
昨年、政府が策定した「新たな砂糖・甘味資源作物政策大綱」に基づく一連の砂糖政策・制度の変更により砂糖業界の再編成が進もうとしている状況下、「中期経営計画-2002」を推進しております当社と致しましては、この大きな変化を先取りし、更に新名糖(株)の「経営基盤の安定」と「経営合理化による収益の拡大」および「最適事業形態の追求」の為、同業界トップクラスの三井製糖(株)と合併する事を決定致しました。
3.子会社合併の内容
合併の日程:2001年4月1日
合併方式:三井製糖を存続会社とし、新名糖は解散致します。
合併比率:新名糖株式会社:三井製糖株式会社=8.8:1
(注1)
株式の割当比率
新名糖株式会社の株式(額面5百円)1株に対し、三井製糖株式会社の株式(額面50円)8.8株を割当て交付する。
(注2)
合併により取得する新株式
額面普通株式7,920,000株(1株の額面金額50円)
合併交付金 :なし
4.合併当事会社の概要(平成12年3月31日現在)
商号 | 新名糖株式会社 | 三井製糖株式会社 |
事業内容 | 精製糖並びに砂糖関連商品の 製造・販売等 |
精製糖並びに砂糖関連商品の 製造・販売等 |
設立年月日 | 1973年9月21日 | 1947年9月4日 |
資本金 | 450百万円 | 4,170百万円 |
発行済株式数 (額面金額) |
900,000株 (500円) |
83,400,000株 (50円) |
株主資本 | 5,823百万円 | 16,883百万円 |
総資産 | 23,773百万円 | 30,545百万円 |
決算期 | 3月31日 | 3月31日 |
従業員数 | 77名 | 284名 |
主要取引先 | <仕入先> 日商岩井株式会社 日商岩井食料株式会社 <販売先> 日商岩井食料株式会社 |
<仕入先> 三井物産株式会社 株式会社トーメン <販売先> 三井物産株式会社 株式会社トーメン |
大株主及び持株比率 | 日商岩井株式会社 100% | 三井物産株式会社 22.28% 株式会社トーメン 4.78% 株式会社さくら銀行 3.95% 朝日生命保険相互会社 2.99% 中央三井信託銀行株式会社 2.39% |
主要取引銀行 |
第一生命保険相互会社 株式会社三和銀行 農林中央金庫 |
株式会社さくら銀行 株式会社東京三菱銀行 東洋信託銀行株式会社 中央三井信託銀行株式会社 |
5.子会社合併後(合併新会社)の状況
商号 | 新三井製糖株式会社 |
事業内容 | 精製糖並びに砂糖関連商品の製造・販売等 |
本店所在地 | 東京都中央区日本橋本町2丁目8番2号 |
代表者 | 代表取締役社長 上野榮枝 取締役副社長 佐藤順信 取締役副社長 岩部浩巳 |
資本金 | 4,566百万円 |
総資産 | 45,000百万円 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主構成 出資比率 |
三井物産株式会社 20.35% 日商岩井株式会社 8.67% 株式会社トーメン 4.37% さくら銀行株式会社 3.61% |
業績に与える影響 | 新会社においては、初年度・2年度は合併費用等で所期の合併効果を得られないが、2年内に2工場の集約による生産コストの低減と販売強化、管理部門の合理化等により、3年目以降、早期に合併効果が最大となる見込みであります。 |
6.合併新会社の見通し
平成14年3月期 | 平成15年3月期 | |
売上高 | 41,200百万円 | 41,500百万円 |
営業利益 | 1,600百万円 | 2,000百万円 |
経常利益 | 1,400百万円 | 1,900百万円 |
当期純利益 | 1,100百万円 | 1,200百万円 |
1株当り配当金 | 5円 | 5円 |
<添付資料>
会社名 新名糖株式会社
代表者名 取締役社長 佐藤順信
問合せ先 総務部長 見野弘之
電話番号 0436-42-9445
記
新名糖は、昭和48年9月精糖業を営む事を目的として日商岩井株式会社の100%出資により設立され、名古屋精糖の品川工場と商権の一部を譲り受け、同年12月より営業を開始いたしました。
爾来、“ママ印”ブランドで親しまれた高品質の砂糖をユーザー及び消費者に安定供給して参りましたが、平成5年2月に29年間にわたる品川工場の操業を終了し、将来の企業基盤の確立と更なる飛躍を期し、業界最新鋭工場を建設し平成5年3月より千葉県市原市において、新工場の操業を開始いたしました。
この新工場は市原市八幡埠頭の一角に位置した臨海工場として、工場立地法に基づく緑地、環境保全にも充分配慮した業界最新鋭の近代的フルオートメーション工場であると自負するものであります。
その後、平成7年、市場のニーズに対応、液糖設備を増強し、品揃えの充実を図って参りましたが、砂糖業界においては消費者の嗜好の変化による甘味離れや規制緩和の流れの中で、加糖調製品の流入や新甘味料との競合という厳しい環境の下、操業率の向上を図り効率化を目指し努力して参りましたが、単独の企業として達成出来る合理化には限界があり、同業者との提携が近年の課題でありました。
当社はグループや系列にこだわらず、一番効率的な生産統合の実現の可能性を検討して来ましたが、その結果、三井製糖との合併が将来の経営の効率化と生産コスト削減の効果が大きいと判断し合併に踏み切りました。