双日株式会社

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日商岩井、南寧向けにイオン交換膜法苛性ソーダ設備連続受注

2000年10月19日

日商岩井株式会社は、中国政府が力を入れて取り組んでいる「西部大開発地区」の対象地域である中国広西壮族自治区の南寧化工集団公司から旭化成の年産2万トンのイオン交換膜法苛性ソーダ設備を受注致しました。今回の受注は、既存第1期設備(年産4万トン)に続く第2期拡張案件で、1995年契約の第1期に続く連続受注となりました。今回の受注によって、日商岩井・旭化成グループによる、中国を含めたアジア地区における苛性ソーダ設備案件の受注は、15件になりました。

南寧化工集団公司は、日商岩井・旭化成より第1期設備導入後、その運転効率の優秀さにおいて中国国内第一位の工場に認定されており、今回の第2期受注にあたって、この実績が南寧化工集団公司より高く評価された結果となりました。

南寧化学工業集団では、本年7月に実現した上海株式市場への上場により調達した資金を背景に、第3期以降の苛性ソーダ増設計画の他、各種プロジェクト計画が検討されています。また、ベトナムに隣接した立地条件により、南寧化工集団公司は、ベトナムとの良好な関係をもっており、日商岩井では同公司との協力による対ベトナム・ビジネス進出の可能性を追求することを考えております。今後、日商岩井は、従来構築してきた客先との好関係を維持発展させつつ、更に様々な角度から積極的にビジネスチャンスを広げていく所存です。

また、日商岩井では、冒頭の「西部大開発」プロジェクトとして、中国対象各地域における新たな事業展開として様々な取り組みを積極的に推し進めており、今回の広西壮族自治区に対しても、現在希少資源の開発・加工事業、環境保護装置産業等の事業を意欲的に進めています。


以上

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