画像・音声付き電子掲示板で都市緑化用園芸土を販売
2000年10月5日
日商岩井株式会社は日商岩井の九州地区法人である日商岩井九州株式会社・長崎支社を通じ、園芸土をインターネット「画像・音声付き電子掲示板」を利用して、全国に向けて販売開始いたします。
当社は、株式会社マサキ・エンヴェックと株式会社クリエイトパワーと共同でネット上に販売会社「GREENSUPPORTCLUB」を設立し、長崎市内のベンチャーグループ、ランドスケープデザイン研究調査会が開発した、屋上やベランダの緑化に最適な園芸土を販売するものです。
今回販売開始するのは、中国高地で採掘された高品質泥炭を、長崎でハイデム菌というバクテリアでバイオ処理した腐植土で、「エポックソイル」という商品名で販売いたします。軽量で通気性・水はけが良く、しかも保水力・保肥力が普通土壌の約10倍と、屋上やベランダの緑化・ガーデニングに適しています。屋上やベランダを緑化する事により、都心の気温が上昇する「ヒートアイランド現象」を緩和させたり、ビルの断熱効果による省エネルギーや建物の劣化防止にも効果があります。東京都では4月よりビル屋上部分の緑化を一部義務付けしています。
この園芸土のネットによる販売は次の点において特徴があります。
① 日商岩井九州が全国の造園建設業を主体とした代理店網を構築し、クリエイトパワーが開発したB2B&C支援システム「画像・音声付き電子掲示板」を利用して、販売促進、広告・宣伝、施工管理、受発注を行ないます。
② 情報を制御し、メーカー、代理店、ユーザーという立場で情報の閲覧を制限する手法を取りいれます。
この2点において、日商岩井、マサキ・エンヴェック、クリエイトパワーは共同で、ビジネスモデル特許の申請を行ないました。従来の通信(コミュニケーション)手段である電話・FAX・書類の送付などが、インターネット上の「画像・音声付き電子掲示板」に統合され、通信費などのコスト削減に繋がります。また画像を利用することにより、園芸情報が見た目で、判り易く伝わる仕組みと
なっています。さらに投稿された情報について保存用のサーバーを利用することで、施工・加工の事例集や技術資料などのデータベースとして保存も可能となります。ユーザーは他の施工事例などを確認でき、安心して注文できます。3年後の売上目標は12億円です。
この電子掲示板にはデジタル画像のスペースを設けたり、また問合わせに対するデザインサービスや園芸に関する各種情報が満載されています。第一弾としてモニター制度の案内を全国のガーデニングや盆栽などの愛好者へ、ダイレクト・Eメールにて発信を予定しています。
以上