社員が新規事業会社に出資できる「社員出資制度」を制定
2000年9月3日
日商岩井株式会社は、事業会社を新たに設立する際に、事業の創立に参画する社員が、事業会社の株主となれる社員出資制度を新たに制定しました。
制度制定のねらいは、社員が新しいビジネスモデルを創案し、その事業が当社にとって高い事業価値を生み出した場合に、創業者利益の一部を社員に還元することで、事業創造に対するインセンティブとするもので、8月に制定した「ブロードベーストストックオプション」に続く社員へのインセンティブ制度となります。この制度では、社員は社員の身分を保ったままでメリットを享受することが可能です。
対象となる社員は、「新しいビジネスモデルによる事業会社設立に関与し、同会社に出向または転籍し、かつ出資を希望する社員」で、社員であれば、年齢、職種に拘わらず出資できます。
当社では現在推進中の成果主義に基づく人事制度の中で、本制度を社員に対するインセンティブ制度の一つとして位置づけることで、起業家精神に富んだ人材を育成し、日商岩井グループ内に活躍の場を提供してゆきます。
対象となる事業は、当社の経営方針、事業戦略に沿った新規事業で、当面IT分野での新規事業が主な対象となると思われますが、IT分野に限定せず、広く「新しいビジネスモデル」の創造に適用してゆく考えです。
当社では、今後も高い成果を上げ、会社業績の向上に貢献した社員への新たなインセンティブ制度を整備してゆく考えです。
以上