双日株式会社

閉じる

各カンパニーにEC事業推進チームを設置、 E-ビジネス立ち上げの社内体制を構築

2000年4月3日

日商岩井株式会社は、4月からのカンパニー制の導入に際して、全社的なIT(情報技術)の有効活用とe-ビジネス(電子商取引)への積極的な取り組みを促進するため、各カンパニーに「カンパニーCIO(Chief Information Officer)」を任命する事と「EC事業推進チーム」を設置する事とを決定致しました。また従来の「情報化委員会」を「IT推進委員会」に、「情報企画部」を「IT推進部」
と名称変更し、ITの有効活用とe-ビジネスの全社的な推進を更に図って参ります。

各カンパニーのプレジデントが就任するカンパニーCIOは、各カンパニーのIT活用とe-ビジネス遂行の総責任者となり、カンパニーCIOの就任と同時にIT推進委員会の委員にも同時に就任します。

EC事業推進チームは、各カンパニーでe-ビジネスへの取り組みを推進するために設置するもので、カンパニーCIO直轄の組織となります。EC事業推進チームの主な役割としては、下記があげられます。

●日商岩井のe-ビジネス重点戦略分野の推進。
●カンパニー内、取引先、業界のe-ビジネス事業立ち上げの主体となる事。
●カンパニー内のe-ビジネス状況の把握、IT推進委員会への提言、
●日商岩井全社の状況をカンパニー内にフィードバックする事等の機能。
●IT推進部、他カンパニー、関係職能組織とのe-ビジネス連携窓口となり、全社で有機的なマネジメントが可能となるための機能。

日商岩井のe-ビジネスへの取り組み基本方針
●個別の案件の進捗状況、マーケットの反応、成長性や将来性を常に検証し、急速な成長と高い収益が見込まれる案件に積極的に取り組む事。
●スピーディーな意思決定と立ち上げを指向する事。(特にネットビジネスに関しては、その性格上ベンチャー的要素を多分に含んでいるため)
●優良パートナー、戦略的パートナーとの提携、共同案件を積極的に取り組み、新たなビジネスモデルを構築する事。
営業部門は、e-ビジネスに主体的に取り組み、IT推進部は全社的な見地から事業化案件の取り組みと全社的なECの推進を行なう。

日商岩井のe-ビジネス重点戦略分野
●マーケットプレイス事業の推進(ネット商社としての競争優位性を確立)
  ・イービストレード株式会社(日本国内マーケットが対象のネット商社)
  ・アジア・トレード・アライアンス・ドットコム(海外マーケット対象のネット商社)
●サプライチェーンマネジメントの推進
  ・既存の商流のSCM化、オープンEDI化を積極的に推進して、
   商権の拡大と収益の増大を図る。
●B to C事業立ち上げの推進
  ・インターネットビジネスの消費者向けサイトであるBto C事業の取り組みを行なう。

日商岩井のe-ビジネスへの投資方針
・基本方針に合致した案件、重点戦略分野への投資を積極的に行なう。
・ネットビジネスの事業化を指向し、IPOによるキャピタルゲインと資本の回収を図る。


以上

このページの先頭へ