双日株式会社

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日商岩井紙パルプが兼松の紙パルプ部門の営業権を譲り受け、紙パルプ事業を統合

2000年3月4日

日商岩井株式会社が33.56%の株式を所有する持分法適用会社である日商岩井紙パルプ株式会社と兼松株式会社は、相互対等精神に基づき、平成12年4月1日を期して、紙パルプ事業を統合することについて基本合意に達しました。

紙パルプ業界においては、メーカー及び流通の統合再編が進められてきましたが、商社の紙パルプ部門においても、これまで以上に顧客に評価される営業力の強化が必須です。今般の統合は、日商岩井紙パルプと兼松の紙パルプ部門の売上げ、収益規模がおおよそ同水準にあり、又、共通する仕入先も多く、日商岩井紙パルプの製品事業と兼松の原料事業といったお互いの得意分野が合体することで、大きなシナジー効果が生まれ、国内外での原料から製品までのバ
ランスのとれた競争力を有する会社になります。

昨年12月、日商岩井紙パルプは、取引先より第三者割当増資の形で出資を受け、従来の商社系列といった枠組みを超えた新しい流通への第一歩を踏み出しました。今後、既存の枠組みにとらわれない紙パルプ専門商社を目指します。

尚、兼松は紙パルプ部門を分社化しておらず、統合の形態としては、日商岩井紙パルプが、兼松から営業権を譲り受けることになります。

日商岩井紙パルプは、兼松から十数名の人員を受け入れます。また、兼松の日商岩井紙パルプへの出資については今後両者で協議して決定いたします。日商岩井紙パルプの4月1日以降の役員人事は公平な立場で協議し、統合日までに決定する予定です。

【紙パルプ事業統合後の内容】

社名 : 日商岩井紙パルプ株式会社
本社所在地 : 東京都千代田区永田町2-14-34 山王興和ビル8階
主要事業所 : 東京、大阪、福岡
資本金 : 298百万円
筆頭株主 : 日商岩井(株)33.6%
他主要株主 : レンゴー(株)13.4%、大王製紙(株)6.7%、東海パルプ(株)6.7%他
取扱品目 : パルプ、古紙等製紙原料、洋紙・板紙・紙製品等
売上高 : 約500億円(2001年3月期見込み)
従業員 : 60名


以上

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