企業間ナレッジ・マネジメントを本格的に導入
2000年1月27日
日商岩井株式会社は、取引先との商談などの双方向コミュニケーションを総てインターネット上で共有化するためのエクストラネット環境を構築し、企業間ナレ ッジ・マネジメントを本格的に導入します。
当社は既にオープンEDI構築を完了しており、それに続く第2弾としてナレッジ・マネジメント領域を電子化するエクストラネット環境を構築したものです。
同システムでは、取引先毎に専用のホームページを開設し、従来 電話やファックスで行われてきた商談から受発注までの営業情報の交換をインターネット上で行なうことを可能にし、世界各地からリアルタイムでのマーケット情報等の提供、商談や電子会議、市場調査、顧客支援サービスなどの面での活用が期待されます。通常のEメールと異なり、総てのコミュニケーションはデータベース化されるため、取引先と日商岩井の双方にとって情報の活用度が飛躍的に向上します。
当社の企業間ナレッジ・マネジメント・システムでは、ウェブ対応の“ロータス・ドミノR5”を使用。インターネット環境さえあれば、取引先側には特別なソフトやシステムは不要で、低コストでの普及が可能となります。
2000年2月から、非鉄関連の取引先100社との間でサービスを開始します。その 後順次 各営業部門の取引先へとサービスを拡大し、2000年末までに 約2000社 との間でシステム網の構築を目指します。
当社は、電子取引(EC)を重要な営業戦略の柱として捉えており、この企業間エクストラネット環境は、当社の戦略に基づいて構築されたものです。 日本は米国に比較して企業間電子商取引(Bto B)の進展が非常に遅れていると言われていますが、この分野では取引先数の多い商社の果たす役割が大きく、当社はこのB to B分野を積極的に開拓してゆきます
以上