エヌエスシー・ロジスティクス、「全日食首都圏センター」の物流を受託
2000年1月18日
日商岩井株式会社 51%、センコー株式会社49%出資のエヌエスシー・ロジスティクス株式会社は、1月12日に茨城県岩井市に開業した全日本食品株式会社の物流拠点「全日食首都圏センター」の運営を受託しました。
エヌエスシー・ロジスティクスは、配送センターにおける入庫、在庫、出庫作業や、関東圏約1000店舗への配送など一連の物流業務を統括。同センターの扱い商品は食品・菓子(常温帯)、雑貨の約6000アイテムに及びます。
全日本食品株式会社は全国の中小スーパーで構成されるボランタリーチェーンの総本部で、加盟店は約2200店。メンバー店への商品供給、販売指導、経営指導を行なっています。東京、神奈川、茨城で運営していた同社の3つの物流センターを集約、物流をエヌエスシーにアウトソーシングすることによって物流の品質向上(遅配、欠品、誤配、日付の間違いの極少化)と同時に、コス ト削減をはかります。
当社は、生活関連分野をコアビジネスのひとつとして位置づけ、特に国内取引強化策の一環としてサプライ・チェーン・マネジメントの構築、サード・パーティ・ロジスティクスの提案などにより、より効率的に川下物流への対応を図っていく戦略です。今後、電子商取引などビジネスの仕組みが大きく変革して ゆくことが予想されますが、同時に物流についても一層のロー・コスト・オペ レーションが求められることに対応するべく、エヌエスシーを通じ、日商岩井の「商社機能」とセンコーの「物流技術」を融合させて、国内の物流に競争力 をもって関与してゆく足がかりとします。また今回の受託をきっかけに、メーカー・卸・小売に対する物流への提案機能を拡大してゆく所存です。
●全日食首都圏センターの目的
・物流コストの合理的削減及び商品供給品質の精度向上。
・3拠点集約化による在庫量の削減、在庫回転改善に伴う供給品の「鮮度向上」 と
欠品率の極小化。 ・業態別商品供給能力の強化・拡大。
・サード・パーティ・ロジスティクスによる新物流体制の構築。
・VCPOSデータ、EDIを含めた物流ネットワークの構築。
●全日食首都圏センターの概況
建築面積 2500坪 × 2フロアー 5000坪 (倉庫棟)
土地面積 約6000坪
稼動予定 H 11年5月 着工
H 12年1月 開所。 第一次稼動。
H 12年3月 第二次稼動。
H 12年4月 第三次稼動。
供給店数
半径150キロメートル圏を対象に、コンビニエンス・ストア、スーパー、ミニスーパーなど 合計約1000店。
以 上