●経営成績●

日商岩井株式会社


(1) 当中間期の概況

①売上高

当中間期の売上高は、中間連結決算短信の次ページに記載しております経営方針に基づき、 低採算取引の見直しを実行してまいりました結果、3兆1,183億円と前年同期比9,185億円 (22.8%)の減少となりました。
取引形態別に見ますと、輸出取引及び輸入取引は機械・情報産業及び金属の減少により輸出 取引で前年同期比18.7%減の4,683億円、輸入取引で前年同期比35.9%減の6,506億円、海外取 引はエネルギー・化学品の減少により前年同期比27.6%減の6,779億円、国内取引は金属及び 生活産業の減少により前年同期比12.5%減の1兆3,215億円となりました。
商品別では、エネルギー・化学品で41.5%、金属で24.6%、生活産業で16.4%、機械・情報産業 で10.4%減少しました。


②損益

営業総利益は前年同期比108億円(17.6%)減の503億円となりましたが、利益率は1.51%より 1.61%と改善し、営業利益では販売費及び一般管理費の削減により前年同期比37億円(57.6%) 増の101億円となりました。
経常利益は、受取配当金が減少し、前年同期比56億円(33.6%)減の110億円となりました。
以上より、中間純利益は、平成11年5月20日に公表いたしました25億円を達成しておりました が、平成11年11月12日に公表いたしました債権の回収困難な事象の発生に伴い、60億円を特別 損失として引当計上いたしました結果、35億円の中間純損失となりました。


(2) 当期(通期)の見通し 及び 配当政策

①当期(通期)の見通し

通期の見通しにつきましては、売上高は当初見通しの6兆5,000億円となる見込みです。 営業総利益は、1,050億円と対前年度比176億円(14.4%)の減益となりますが、一方 販売費及び一般管理費は800億円と対前年度比208億円(20.6%)改善し、 営業利益は、250億円と対前年度比31億円(14.3%)の増益となる見込みです。
経常利益および当期利益は、当初見通しの各々215億円、60億円となる見込みです。


②配当政策

当社は、株主に対する利益還元としての株主配当政策を、企業経営の最重要政策のひとつと 位置付けており、安定的な配当を維持するとともに、株主各位のご支援に報いるべく業績に 対応した利益還元を行うことを基本方針としております。

しかしながら、中間配当は見送りとさせて頂き、期末配当につきましては、現段階では未定 とさせて頂きたく、宜しくご理解の程、お願い申し上げます。



※提供している情報に関しては万全を期していますが、悪意の第三者による改竄等の恐れもありますので、ご注意ください。
close