●第94期(平成10年3月期)決算概況●
日商岩井株式会社


1. 売 上 高

平成9年度は、平成7年4月からスタートした中期経営計画「チャレンジ98」の最終年度に当たり、その基本コンセプトである「構造変化への対応と収益力の強化」に積極的に取り組んでまいりました結果、当期の売上高は8兆7,286億円と前期比9,532億円(12.3%)の増加となりました。
取引形態別に見ますと、輸出取引は機械の増加により前期比16.9%増の1兆3,164億円で、輸入取引は機械の増加により前期比9.7%増の1兆9,526億円、海外取引はエネルギー、機械および物資の増加により前期比28.7%増の1兆9,161億円、国内取引は機械および物資の増加により前期比4.9%増の3兆5,435億円となりました。
商品部門別では、機械・建設で26.5%、エネルギーで25.2%、木材・物資・化学品で6.7%、金属で3.8%、繊維で3.7%と食料を除き、いずれも増加となりました。

2. 損 益

利益につきましては、営業総利益が前期比49億円(3.9%)増の1,310億円となり、販売費及び一般管理費を差し引いた営業利益は前期比100億円(52.9%)増の289億円となりました。経常利益は、金利収支の改善および受取配当金の増加により、前期比127億円(56.7%)増の350億円となり、「チャレンジ98」の目標を達成しました。以上より、関係会社整理損等、投資有価証券評価損、海外事業整理損ほかの特別損益の計上、法人税等の引き当てをしました結果、当期利益は82億円となりました。

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