生物多様性保全に向けた取り組み
2012年08月
双日マリンアンドエンジニアリング株式会社(SOMEC)は、米国のバラスト水処理装置メーカーであるエコクロール社に資本参加し、日本向けに加えて、中国・韓国・台湾向けの販売代理権を獲得しました。
バラスト水は、積み荷のない船舶が船体を安定させるために、出発港で取水し到着港で船積みと同時に排出するものですが、出発港の水生生物(外来種)がバラスト水とともに到着港に流れ込むことで在来種を脅かし、生態系バランスを破壊することが懸念されています。IMO(国際海事機関)は2004年に「船舶のバラスト水および沈殿物の規制および管理に関する国際条約」を採択しており、発効に至れば、約6万隻の船舶にバラスト水処理装置の搭載が義務付けられます。
SOMECが販売する装置は、IMO基準よりもさらに厳しいUSCG(米国沿岸警備隊)基準および米国各州独自基準に対応しており、双日は、2011年12月に竣工した自社船に本装置を搭載しました。
バラスト水処理装置