社会貢献活動一覧(2021年)
4月
ブラサカ代表ウェアとパネルを本社内カフェスペースに設置
双日は、公式パートナーとして、日本ブラインドサッカー協会の活動を応援しています。
代表ウェアには双日のロゴマークが入っており、また協会が主催する大会のフィールドのフェンスにも当社ロゴが掲出されています。本年はパラスポーツとして同競技が注目される事も予想されます。
より多くの社員がブラインドサッカーに親しみをもてるよう、またカフェに来られる取引先の方々にも当社の取り組みも含めて知っていただけるように、今回の設置に至りました。
3月
3.11東日本大震災オンライン講座を開催(震災経験者・全盲のアスリートと助け合いの精神について考える)
東日本大震災から10年となる3月11日に、震災で被害を受けた双日食料水産 釜石工場(岩手県釜石市)の工場長・副工場長、双日が協賛する日本ブラインドサッカー協会の協力により、「助け合いの精神」「ボランティア精神」について考えるオンライン講座を開催しました。
本セミナーは、震災当時のグループ内の貴重な経験を語り継ぐとともに、ブラインドサッカー選手の日頃の生活談を交え、助け合いやボランティア精神は災害など非常時だけでなく、平時も皆で意識するべきであるとの意図で企画したものです。当日は、当社グループ社員、その家族、内定者含め約80名が参加しました。
鮭フレークを主に製造していた双日食料水産は、当時岩手県大槌町の港の岸壁に工場が面しており、津波で真っ先に被災・全壊したものの、地震直後の工場長の迅速な避難指示により一人も死者を出さなかったことが紹介されました。同社は、その後、わずか1年で釜石市に新工場を新設し、復興への道を歩み始めました。
ブラインドサッカー日本代表選手の寺西さんからは、東日本大震災後以降、ダイバーシティという言葉が注目を浴びるようになり、駅のホームドアなど社会的インフラも進んだことが紹介されました。人々の障がい者への声がけについてソフト面での課題など、全盲アスリートの観点からお話いただき、最後に、目の見えない世界を体感するゲームに皆が参加しました。
3月
筑波大学大学院にてキャリアマネジメントに関する講座に協力
双日は2011年度より毎年、筑波大学大学院生のキャリアマネジメントに関する講座に、当社役員を講師として派遣しています。
これは当社が会員となっている一般社団法人日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)が、筑波大学との連携協力に基づき、大学院修了後の進路に関する考え方や基礎的能力を養うことを目的として開講されたものであり、次世代育成の観点から、当社も本プログラムに協力しています。
2020年度は、10月より3回に分けて実施され、第一回目では平井副社長が「世界経済の変化における日本の産業論と商社活動」と題して世界のメガトレンドについて講演し、2回目、3回目では3名の営業本部長が、それぞれのビジネスにおける課題などを紹介し、各回ともに活発な議論が行われました。
受講者からは、「世界を相手に働けるビジネスパーソンに成長したい」、「人やモノを輝かせたい」、「地域に寄り添った人づくり、街づくりに参画したい」など、本講義を契機に考えたそれぞれの「なりたい姿」が思い思いの言葉で寄せられました。
1月
双日・ピエリ守山の提供で滋賀県の小学生向けにオンラインでブラサカ教室を開催
1月27、28日、双日と双日商業開発が運営する商業施設「ピエリ守山」の提供により、滋賀県守山市立吉身小学校の5年生約120名に対して、オンライン・ブラサカ教室が開催されました。
双日が公式パートナーとして支援している日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の講師と選手がオンラインで学校と結び、パラリンピック公式種目であるブラインドサッカーだけでなく、障がい者に対する理解を深める場となりました。
児童からは、「障がい者は可哀そうではない。ちょっとした工夫で一緒に楽しむことができる」、「障がい者だけでなく、困った人がいたら助けてあげたい」といった声が聞かれました。
ピエリ守山は、地元に親しまれる商業施設を目指し、地域の発展にも貢献していきます。
また、双日はJBFAが主催する小中学生向けの「スポ育」※事業パートナーとして、将来を担う次世代人材の教育活動を今後も支援していきます。
(※)子どもたちが、スポーツを通じて視覚障害者に触れ、自らも目隠し体験をすることでコミュニケーションの重要性や個性を尊重しあえる関係を築けるようにした、小中学校向けダイバーシティ教育プログラム