データドリブンな人的資本経営の基盤

POLICY

人材育成基本方針
データドリブンな人的資本経営の基盤

双日における「風通し」

双日にとって最大の財産である人材が最大限の力を発揮できる環境を整えるため、各種社内調査を活用して社員の声を吸い上げ、データ起点による人事施策を実行しています。
こういった調査を通じて「風通し」の良い組織風土を作ることで、社員一人ひとりが自分事として取り組む意識を醸成し、確実に課題解決していくべく、日々取り組んでいます。

ねらいと背景

サーベイデータを活用した人材組織力の向上

  • 「社員」と「組織」の信頼関係(エンゲージメント)が高まることで、コミュニケーションが活発になり、目標・戦略の実現に向けた議論が生まれ、挑戦を応援する風土が醸成される好循環が生まれると考えています。
    定期的にサーベイを実施することによって個人の力、組織の力が最大化できる環境づくりに努めていきます。

エンゲージメントサーベイ

  • 双日で働く社員の活躍度を把握し、継続的な向上を図っていくため、「エンゲージメントサーベイ」を実施しています。この調査結果を組織別や属性別(年代別、職群別)などに分析を行い、各組織単位での改善活動につなげています。2019年度からは毎年、社長を始めとする経営に対してプレゼンテーションし、特に優れた取り組みを行った部署に対して表彰を行っています。
    尚、2021年から当社の状況をより正確に把握するべく、独自の設問による調査を策定・実施しており、立教大学・中原教授からもアドバイスを頂きながらこの取り組みを推進しています。サーベイ結果は、人材KPIや役員報酬の一部に組み込み、当社の人的資本経営の実践に活用していきます。

  • 組織改善活動の社内報告の様子
エンゲージメントサーベイ図
  • 監修:中原 淳 教授(立教大学 経営学部)

    わたしは、出来たサーベイを現場に届ける方法、すなわち「組織開発のあり方」に関して、主に助言をさせていただいております。双日では、サーベイを「やりっぱなし」にせず、社員の声に耳を傾けながら、それを事業戦略・人事施策に反映し続ける体制を整備しつづけています。サーベイを単に行うのではなく、全社をあげて組織改善に取り組む文化が根付いています。組織開発の観点から、今後も持続的な組織づくりが進むことを応援しています。

  • 中原 淳 教授

    わたしは、出来たサーベイを現場に届ける方法、すなわち「組織開発のあり方」に関して、主に助言をさせていただいております。双日では、サーベイを「やりっぱなし」にせず、社員の声に耳を傾けながら、それを事業戦略・人事施策に反映し続ける体制を整備しつづけています。サーベイを単に行うのではなく、全社をあげて組織改善に取り組む文化が根付いています。組織開発の観点から、今後も持続的な組織づくりが進むことを応援しています。

360°サーベイ

  • 双日では、2018年度より、部長、課長に対し、普段の行動について「気づき」を与え、その改善や更なる活躍を促す事を目的に、上司・同僚・部下が多面的にフィードバックを行う360゜サーベイを毎年行っています。2019年度からはサーベイの対象とするライン長の層を本部長にも拡大したことに加え、2020年度からは当社で定めた「ライン長の要件」に基づいた設問に変更し、要件に対する意識の醸成を図っています。

    • ライン長・・・部長や本部長といった組織を牽引するマネジメント層

ライン長の要件

ライン長の要件図

「ライン長の要件」の位置づけ

2019年度からはサーベイの対象とするライン長の層を拡大したことに加え、2020年度からは当社で定めた「ライン長の要件」に基づいた設問に変更し、要件に対する意識の醸成を図っています。

「ライン長の要件」の位置づけ図