【日商岩井】マンション供給第一位へ

国内マンション事業から、ショッピングモール、アウトレット、そして海外工業団地へ発展

マンションは元々高級路線から出発し、昭和37(1962)年の区分所有法や住宅金融公庫の整備とともに一気に大衆化された。日商岩井はこの傾向をいち早く察知し、他社に先駆けてマンションを事業化。昭和44(1969)年に日商岩井上目黒マンションを竣工した。


高畑誠一(当時相談役)の尽力により、特に長谷川工務店(現・長谷工コーポレーション)との提携を実現し、その後、同社が開発したコンバスという低コスト建築工法により、シェアを急拡大。昭和49(1974)年、昭和50(1975)年には2年連続供給戸数第一位を記録し、平成10(1998)年までに全国400棟2万5,000戸を販売した。


その後、国内外のリゾート開発に進出、平成4(1992)年には、米国ハワイ州マウイ島に高級リゾートホテル「THE RITZ-CARTON, KAPALUA」を建設し、海外のオフィスビルや、高級コンドミニアムの開発事業にも参画した。


また国内においてはショッピングセンター事業にも進出。平成9(1997)年には御殿場プレミアムアウトレットを建設し、一流ブランドを格安でという勃興期にあったアウトレットブームのパイオニアとしての役割を担った。


さらに海外では、不動産関連事業において培ったノウハウを活かしベトナムやインドネシアにおける工業団地事業にも進出した。

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