双日、米国の石油化学メーカーを買収
〜 積極的な事業投資により化学品事業拡大へ 〜
2008年7月8日
双日株式会社は、高機能樹脂や合成ゴムの原料として需要が拡大しているDCPD(ジシクロペンタジエン)を製造するアメリカの石油化学メーカーであるサイメテック社(※)(本社:ケンタッキー州、Cymetech, LLC)を買収し、完全子会社化しました。サイメテック社は、独自の技術でDCPDを製造しており、25,000トンの年間生産能力があります。今後、さらに設備を増強し事業拡大を図ります。
双日はナフサ分解から発生するC5留分(石油化学副生物)の有効活用をコア事業領域と位置付けています。サイメテック社の買収もその一つで、今後も積極的な事業投資により、アジアや欧州での化学品事業拡大を目指します。

【サイメテック社の工場】
サイメテック社が製造するDCPDは、液晶テレビや携帯電話の液晶フィルム、デジタルカメラ等の光学レンズの原料や、自動車のラジエーターホース、ワイパー、窓枠などに使用される合成ゴムの原料として需要が拡大しています。特にデジタル機器向けでは、耐熱性や光学特性に優れているという点が評価され、年率20%以上で市場が拡大しています。双日のネットワークを生かすことにより、米国だけでなく、海外でも高成長分野のユーザーにDCPDを販売していきます。
また、DCPDは、双日の子会社であるメトンアメリカ社(本社:テキサス州ヒューストン、Metton America Inc.)が製造・販売しているメトン樹脂の原料であり、両社のシナジーが期待できます。双日は、米国、欧州に加えて、経済成長が著しいアジアでの化学品事業の拡大を図っていきます。
DCPDの主な用途
| 主な用途 | |
| 環状オレフィン・コポリマー | フィルム(液晶テレビ) レンズ(DVD、携帯電話、カメラ) 電子デバイス 食品包装 |
| 合成ゴム | 自動車部品(ラジエーターホース、ワイパー) 電線・ケーブル |
| メトン樹脂 | トラックパーツ(ボンネット、風除けフード、バンパー、) 建設機械 農業機械(ボディ) |
(※)サイメテック社 会社概要
|
以上

