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ニュースリリース 2007年

双日、カナダのタングステン生産会社を完全子会社化
〜 友好的TOB成立 〜
〜 安定的操業鉱山の運営に進出 〜

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2007年10月4日

双日株式会社は、特定目的会社(SPC)の双日タングステンリソーシズ(本社:カナダ ブリティッシュ・コロンビア州、Sojitz Tungsten Resources, Inc.、双日100%出資)を通じて、カナダ・トロントベンチャー証券市場(TSX-V)に上場しているタングステン精鉱会社のプライマリーメタルズ社(本社:カナダ ブリティッシュ・コロンビア州、Primary Metals Inc.)に対して、双日として初めてとなる友好的な株式公開買付け(TOB)を実施しました。

TOBの応募は2007年10月2日17時(トロント時間)に締め切られ、成立要件の66.67%を大幅に超える約90.08%の株式(TOB価格:一株あたり3.65カナダドル)の応募を得て、95.34%の株式取得によるTOBが成立しました。残り約4.66%の少数株式は2007年12月までに強制取得し、総額64億円で100%の株式を取得します。

プライマリーメタルズ社は、子会社を通じてポルトガルで100年以上にわたって操業しているパナスケイラ鉱山を保有しており、年間約1100トン(110,000MTU)のタングステン精鉱を生産しています。双日の調査ではパナスケイラ鉱山は20年以上の埋蔵量が確認されていますが、今後さらなる探鉱を行うことで大幅に操業期間を延ばすことができる見通しです。

タングステンは希少性が極めて高い上、代替物質の開発は困難とされています。また、タングステンは産出が特定の地域に偏在しており、中国の生産量が世界全体の9割を占めています。輸入のほとんどを中国に依存している日本では、安定供給や価格変動に対する備えのため中国以外の原料ソースの確保が急務となっています。

双日は、モリブデン、バナジウム、ニッケルやコバルトなど、国家備蓄対象7品目に指定されている希少金属の権益をそれぞれカナダ、南アフリカ、フィリピンに保有していますが、超硬工具などに利用されるタングステンをこれらに続く権益として加えます。またクロムも中流での権益を有しており、7品目の内、マンガンを除いた6品目の権益を保有することになります。

一方、双日はポルトガルに権益を保有することにより、資源保有国に対する希少金属ポートフォリオの地政学的なバランスを保持することができます。長期的な安定供給源と物流ビジネスを確保し、双日が強みを持つ合金鉄ビジネスをさらに加速させることが可能です。今回のTOBで双日として初めて単独で鉱山会社の運営に乗り出しますが、探鉱、開発の機能を有している鉱山会社の完全買収により、オペレーターとして専門性のあるノウハウを得て、タングステン以外の分野での展開も可能となります。

双日は、重点分野の一つに位置付けている金属資源事業において、探鉱・開発・操業を含めた鉱山会社の全般的な経営ノウハウを蓄積・応用し、今後も既存の権益保有鉱山での生産拡張や新規優良鉱山への投資を実行することにより一層の収益拡大を目指します。

以上

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