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エネルギー・金属部門:主要事業

石油・ガス上流権益

2008年4月に獲得した豪州ヴィクトリア州沖Basker Manta Gummy(BMG)鉱区
2008年4月に獲得した豪州ヴィクトリア州沖Basker Manta Gummy(BMG)鉱区

石油・ガス上流権益事業においては、当社独自のネットワークを活かした投資を継続して推進しています。英国領北海、米国メキシコ湾、カタール、ガボン、エジプト、ブラジルなどの既得権益に加え、米国メキシコ湾大水深における石油開発事業、米国テキサス州陸上タイトガス開発事業、豪州ヴィクトリア州沖での石油・ガス開発など新規事業にも積極的に取り組んでいます。
また、2009年には、当社が権益を保有しているブラジル/フラージ油田からの原油生産を開始致しました。

 

LNG事業

インドネシアのタングーLNG基地(建設中、2008年末完工)
インドネシアのタングーLNG基地

当社は、グループ会社であるエルエヌジージャパン株式会社(双日50%、住友商事株式会社50%の出資)を通じ、過去40年以上にわたる豊富な経験・ノウハウを活かし、新たなLNGバリューチェーンの構築を目指しています。すでに生産を開始しているカタールのラスラファンプロジェクトに続き、インドネシア・タングープロジェクトが2009年に生産を開始致しました。また新たな取組みとしては、豪州クイーンズランド州での、最近注目を浴びている石炭層ガスを活用した中型LNG事業などにも注力しています。

石油・ガス中流/下流事業

SOPET Gas社ベトナムLPG事業
SOPET Gas社ベトナムLPG事業

当社は石油・ガスの中流・下流ビジネスにも力を入れています。海外ではベトナムにおけるLPG輸入・販売事業への投資を実行し、LPGタンクが完成した2008年3月期より営業を開始しました。国内では原油・石油製品のトレーディング・販売事業に加え、子会社の双日エネルギー株式会社を通じてのガソリンスタンド経営、石油製品・化学品のタンクビジネスを推進しています。このようにグループの総合力を活かした事業展開が当社の強みであり、今後も収益力のさらなる強化を目指します。

炭素事業

ベトナムの積出港で積込荷役中の無煙炭
ベトナムの積出港で積込荷役中の無煙炭

子会社の株式会社ジェクトでは、さまざまな産業の米である炭素(“C”)とその関連商品に関わる事業に特化した事業展開を進めており、日本はもとより世界市場で広く深く開拓をつづけ、多岐にわたる炭素、黒鉛製品群を取り揃えています。投資事業としては中国においてコールタール蒸留事業を済寧辰光ジェクト煤化有限公司で展開。現在タール蒸留能力は24万トン規模となり、コールケミカル製品群を全世界へ供給しています。

原子燃料事業

カナダのEndako モリブデン鉱山
ArevaグループのユーロディフGB-Iウラン濃縮工場

当社は、原子燃料関連で世界No.1企業であるフランスAreva NC社の日本総代理店として、総合的なサービスを国内電力会社各社に提供しています。また、国内電力会社各社の使用済み原子燃料の海外再処理役務の支援や、関係会社を通じた原子力関係の機器・燃料・材料販売なども行っており、今後業界におけるこの強固なポジションを活用し、Arevaグループのパートナーとしてのビジネスの幅を広げていきます。さらに2007年には欧州で発電を終えた原子炉の解体事業を行っているフランスのCybernetix社に出資し、原子炉解体事業に進出することになりました。
また、2009年には関西電力株式会社と共同で、Areva NC社が仏国南部で進めている新規ウラン濃縮工場(ジョルジュベスII工場)プロジェクトに参画致しました。日本企業が海外でウラン濃縮事業に参画することは初めてとなります。

石炭事業

豪州ジェリンバ炭鉱での露天掘り操業鉱区
豪州ジェリンバ炭鉱での露天掘り操業鉱区

石炭事業においては、トレーディング事業と投資事業を両輪と位置付け、シナジー効果を発揮させています。石炭販売においては、日本向け輸入取扱シェアトップであるロシア炭やインドネシア炭を中心とした国内向け販売量の拡大を行う一方、2007年に中国に設立した石炭販売会社を通じての中国向け販売およびその他第三国向けの開拓にも注力しています。投資事業では、2009年に生産開始された豪州原料炭炭鉱(バーモント炭鉱)につづき、2007年に取得した豪州の大型一般炭炭鉱(ムーラーベン炭鉱)が2010年中の生産開始を予定。今後も豪州をはじめインドネシア・ロシア他でも権益炭量の積み上げを図っていきます。

合金鉄事業

ポルトガルのタングステン鉱山
ポルトガルのタングステン鉱山

合金鉄事業では、鉄鋼原料用途などのモリブデン、バナジウム、タングステン、マンガン、クロム、ニッケル、ニオブなどのレアメタルを数多く取り扱っており、モリブデン、バナジウム、ニッケルをはじめとした海外鉱山権益確保と安定供給を推進しています。2007年8月にはポルトガルに鉱山権益を保有するカナダのタングステン精鉱会社を友好的TOBにより買収、またカナダ鉱山会社と共同で保有している、カナダのモリブデン鉱山エンダコ(Endako社/ブリティッシュコロンビア州)の生産能力拡張を検討するなど、今後も権益資産拡大に注力していきます。

非鉄・貴金属事業

豪州ワースレーアルミナ精製プロジェクト
豪州ワースレーアルミナ精製プロジェクト

非鉄・貴金属事業においては、アルミ、銅地金、亜鉛、貴金属のトレーディング事業を推進し、安定的な収益確保を目指しています。また、世界最大の資源企業であるBHP Billiton社と共同で、豪州ワースレーでのアルミナ精製事業の運営を行っており、2008年5月には、アルミナの需要拡大に応えるべく、本プロジェクトの精製能力増強を決定しました。2010年には当社は古河機械金属株式会社、DOWAメタルマイン株式会社と共同で操業中のカナダ/ジブラルタル銅鉱山の権益を25%取得致しました。今後は更なる権益確保に注力していきます。

鉄鉱石事業

ブラジルの鉄鉱石ペレット製造工場
ブラジルの鉄鉱石ペレット製造工場

鉄鉱石事業については、ブラジル産鉄鉱石を主体に対日市場の鉄鉱石取扱いでは業界トップクラスであり、日本の製鉄会社とともにブラジルでの鉄鉱石ペレット製造事業や、ベネズエラでの還元鉄事業に出資しています。今後は日本国内はもちろん、中国など需要が拡大する第三国向け販売などにも注力していきます。投資事業では、2007年、豪州において当社にとって初となる鉄鉱山権益を獲得、鉱山開発からペレット製造・販売までの資源バリューチェーンの確立を目指していきます。

鉄鋼製品事業

西豪州のラインパイプ集積基地
西豪州のラインパイプ集積基地

当社は、日本最大の鉄鋼総合商社である株式会社メタルワン(双日40%、三菱商事株式会社60%の出資)を通じ、圧倒的な強さを誇る鉄鋼製品の国内取引の維持・拡大を図るとともに、当社本体にて行う各種事業との協業・連携強化を通じて、エネルギー産業関連の鉄鋼製品取引、海外での鉄鋼製品取引も一層強化し、グローバル・バリューチェーンを展開・構築していきます。また、鉄鉱石事業とも連携し、製鉄原料から鉄鋼製品に至る一貫した展開を通じ、当社グループ全体としての収益拡大を目指します。

環境・新エネルギー事業

子会社コーリンク株式会社での排出権オンラインオークション
左:インドCDM PJ
右:ブラジルのバイオエタノール製造工場

再生可能エネルギー、CCT(クリーンコールテクノロジー)、CCS(炭酸ガスの回収・貯留)、排出権事業、太陽光発電パネルの主原料である高純度金属シリコンの輸入など、環境、新エネルギー関連事業に取り組んでいます。また、当部門では全社横断組織である太陽光・電池事業推進チーム、環境事業 分科会では中心的な役割を担い、双日全体の環境・新エネルギービジネスの推進役として次世代の核となりうる事業モデルの展開を図っています。
当部門の再生可能エネルギーへの取り組みの中でも力を入れているのがバイオ燃料事業です。ブラジルにおける当社のバイオエタノール・砂糖製造事業は、サトウキビ農園の運営から砂糖・バイオエタノール製造・販売まで一貫して行う大規模プロジェクトです。バイオエタノール製造に利用した水はほぼ100%再利用し、さらにサトウキビのカス(バガス)を発電に利用するなど地球にやさしい事業といえます。今後の事業拡大に伴い、2021年にはブラジル国内のサトウキビ圧搾量の5〜10%のトップシェア確保を目指しています。

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