双日が強みを持つベトナムをキーワードに活躍する女性たちにフォーカス

双日はベトナムに強い。
ベトナム政府がドイモイ政策をスタートさせた1986年、双日は日本企業初の駐在員事務所をハノイに開設。
2006年には、ベトナムに対する長年の友好関係と経済発展への貢献が認められ、日系企業として初の「ベトナム国友好勲章」を受賞。
そのベトナムで女性が大活躍し、双日の事業もベトナム人女性の大きな支えによって成り立っている。ベトナムの社会から考えさせられることとは――。

ベトナムの女性たちは共働きが基本 大企業のトップで活躍している女性も

インタビュー
チャン ティトゥフォンさんに聞く
産業・都市基盤開発部 産業・都市インフラ開発課

プロフィール
2012年入社。産業・都市基盤開発部開発第一課に配属。出産後、育児休暇を経て2016年4月から現部署に復職。ベトナム・ナムディン省出身。国費留学制度にて来日し、東京の大学に入学、工学部都市環境工学科卒業。

結婚してもほとんどの家庭が共働き

ベトナムでは結婚しても共働きが基本です。家庭を持てば女性は家事もやらなければならないので、仕事を少しでも早く終わらせるため職場では本当に一生懸命に働きます。

私の母親も働いていたので、自分が働きながら家庭を持つことは当たり前、逆に結婚して仕事を辞めるのは違和感があります。子どもに手がかかる時は三世代が同居して、おばあちゃんやおじいちゃんに面倒を見てもらったり、メイドさんにお願いしたりするケースが多いですね。

友達を作りたい、社会に遅れたくない

なぜ働くのが当たり前かといえば、社会に出たほうが友達もできることと、家庭に入ったら社会の動きから本当に遅れてしまうという意識があるからです。日本のようにママ友のコミュニティやママ専用の情報誌などもありません。働くママのコミュニティはたくさんありますが。

私は9ヵ月になったばかりの子どもがいますが、私が働くことを家族は当然だと思っていますし、私もずっと働きたいと思っています。育休制度を利用して5ヵ月ぐらいの時から保育園に預けて復職したのですが、ベトナムから夫の母親が来て一緒に住んでサポートしてくれています。嫁姑的な問題はベトナムにもありますが、我が家は大丈夫だと思います(笑)。

女性管理職はベトナムでは普通のこと

ベトナムでは女性が管理職になるのは普通のことで、大企業のトップで活躍している女性の割合もアジアの中では高いほうだといわれています。営業職も男性より女性が多いのではないでしょうか。

日本でも女性の管理職の登場がメディアに取り上げられていますが、まだチャンスは少ないですよね。自分がそれなりの年齢になる頃は日本の社会もだいぶ変わっているのかなという期待はあります。

男女それぞれの強みを上手く組み合わせて

ベトナム要人との面談ではチャンさんが通訳を務めた

「現在の担当業務は新規インフラ事業の構築です。新しい分野への取組みであり、非常にやりがいを感じています。将来は駐在にも行きたいですね。先日はインドネシアとベトナムに1週間、出張に行かせてもらいました。復職して初めての出張です。子どもの世話は夫の母親に託しましたが、子どもも思ったより大丈夫でした。母親のほうも、「行ってらっしゃい」と普通に送り出してくれたのがとてもありがたかったです。

「女性だから」とか「女性の活躍」とかよくいわれますが、そもそもそんな概念などない社会になることが理想ですね。女性も男性もそれぞれに強みも弱みもあるわけで、そこをお互いに理解し、強みを上手く組み合わせ、力をフルに発揮していい仕事を続けていきたいと思っています。

ベトナム・ビジネス最前線で駐在生活スタート
~市川里絵さん(ハノイ)、光田倫子さん(ホーチミン)

市川さん(右)とハノイ出張中の光田さん。ハノイ市内のレストランにて

言葉や文化の違いに直面しつつも時間をかけてお互いを理解・尊重

フントゥイ・マニュファクチャーサービス・トレーディング社

光田倫子さん
(食品・リテール事業部 第一課から5月1日付で出向)

フントゥイ社は双日が51%出資している食品および消費財の輸入・卸販売を行う会社で、ホーチミンにあります。一緒に仕事をしている同僚には倉庫の責任者も含め女性が多く、結婚して子どもが複数いるという人も珍しくありません。社内のみならず取引銀行や監査法人のマネージャークラスの方も女性が多く、日本よりも女性の社会進出は進んでいるという印象です。

フントゥイ社の女性スタッフの誕生日をケーキでお祝い

日頃のコミュニケーションという点では、どうしても言葉や文化の違いがあるので、時間をかけてでもお互いの考えや立場を理解・尊重することが重要であり、それはどこの国でも変わらないと実感しています。

生活の面においては、2016年の5月から単身赴任を開始。7月に家族(夫、6歳の娘と3歳の息子)全員が生活拠点をベトナムに移したばかりで、私もまだまだ新しいことの連続の中で試行錯誤しながら生活のリズムを作っています。子どもたちも新しい学校や友達の中で言葉の壁に直面しつつも、彼らなりに楽しみながら頑張ってくれています。仕事の関係で学校の行事に参加できないこともありますが、そこは日本と同様、夫や外部サポートの協力を得ながら乗り越えています。

働く女性の自然なパワーと自信を感じる環境

双日ベトナム会社 ハノイ支店

市川里絵さん (電力プロジェクト部 第二課から7月1日付で駐在)

とにかくベトナムでは日本と比べて働いている女性が多いです。面談相手が社長・重役を含め全員女性であることも珍しくありません。子どもができても働くことは当たり前。周囲の理解や支援によって仕事と家庭が自然に両立しています。特に引退した両親が子育ての支援をしているケースが多く、孫の世話をするために両親が別居(長男の家庭を父が同居して面倒を見て、長女の家庭を同様に母が見る)することもあるようです。結婚・出産の年齢が若く両親もまだ元気なので、それも可能なのだと思います。

働くことが自然に行われているゆえ、働く女性に気負いはあまりなく、自然なパワー、自信というものが感じられます。

政治の世界ではまだ女性の活躍は少ないようですが、それでも今回国会議長(ベトナムでは共産党総書記、国家主席、首相に続く序列4位)に初めて女性が選ばれました。

ビジネスをやっていく中で、国それぞれに難しさはありますが、外国企業である私たちが真の信用を得ることは非常に難しいと感じています。 なるべく外へ出て、現場を見る、対話することを心がけています。

ベトナムに対する理解を深めるためには、言葉や料理なども習得し、民族衣装であるアオザイも作らなくてはと思っています。

仕事にも社内イベントにも大活躍

双日ベトナム会社(ホーチミン)

舘入博則社長

当社(ホーチミン)の現地スタッフは52名、そのうち女性は32名。男性社員に勝るとも劣らない活躍ぶりで、彼女たちがホーチミン店を支えているといっても過言ではありません。本当に感謝しています。

仕事はもちろんのこと、社内のいろいろなイベントにも積極的に参加し、ビール片手に歌って踊る姿は、まさに日本の高度成長期の商社マン(ウーマン)のようです。積極的でパワフルなだけではなく、優しさも兼ね備えています。彼女たちの活躍があれば双日ベトナムの将来は明るいと信じています。

一人何役もこなすパワーで社内は円滑

ハノイ支店

舩橋弘典支店長

ハノイ支店に在籍する現地スタッフ23名のうち、女性は実に18名。数的優位性のみならず終始男性陣を圧倒する活躍ぶり、そのダイナミクスたるやほれぼれするほどのまぶしさです。

自らが輝ける土壌を醸成し維持しているのも、ほかならぬ彼女たちです。会社組織と重層してあたかも大家族のようなコミュニティが存在し、構成員に対する気遣いや承認といった“Key SuccessFactor”は、後者においてより効果的に発揮されています。男性社員ももちろんその構成員ですし、それぞれ役柄を与えられていますが、女性の場合、一人で何役もこなしていて、そのおかげで円滑なコミュニケーションが維持されています。おそらく各家庭においても同様なのだと思います。

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会社のイベントでは子守役としても活躍する舩橋支店長

彼女たちを見習って、社員旅行などのイベントでは子守役を率先して引き受け、また、職場以外のコミュニティへの参加も心がけています。

ハノイ支店の女性スタッフたち

ベトナム人女性18名 双日食料水産で実務研修中!

双日食料水産(岩手県釜石市)では現在、ベトナムから18名の研修生を受け入れています。なんと全員が女性。日本の双日グループ会社にもベトナムの女性パワーがみなぎっています。

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