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豊かな世界、豊かな地球を目指して
当部門は、海外での事業展開が主となっており、世界レベルで豊かな社会を実現することが目標の一つです。製鉄、セメント、紙パルプ、繊維、肥料、化学、発電などの各種産業プロジェクトを中国、アジア、中東、アフリカ、ロシア、NIS(旧ソビエト連邦からの独立国家群)、中南米などに提案・実現することを通じて、各国の経済成長に貢献することを目指しています。
また自動車分野や携帯電話をはじめとする情報通信分野に注力し、人々の生活の安全性や利便性・質の向上を実現したいと考えています。
もう一つの目標は豊かな地球を維持することです。CO2排出を減少させ、地球温暖化防止の一助となるよう、クリーンな燃料である天然ガスを利用した高効率のコージェネレーション発電システムや、交通渋滞の解消にもなる地下鉄、環境に優しい鉄道、モノレールなどの大量輸送システムの導入を推進しています。
双日マリンアンドエンジニアリング(株)〈船舶分野〉、双日エアロスペース(株)〈航空分野〉の中核関係会社や海外の事業会社を含め、すべての産業分野に幅広く関係を持つ当部門が、社会的課題の解決に向け高い意識を持ってビジネスを推進することで、調和の取れた社会の発展に寄与できると考えています。
環境に配慮した発電プロジェクトの取組み

原油価格の高騰、環境・省エネ意識の高まり、CO2削減の社会的要請から、双日は、アジア地域の日系工場に対して、コージェネレーションシステム(電力と熱の供給)の導入やエネルギー源の天然ガス転換など、エネルギーソリューションの提案営業を展開しています。
また、天然ガスを燃料とした、ベトナムおよびメキシコにおける発電所への投資実績を踏まえ、同様の案件や大型コージェネレーションシステム、太陽光発電への海外投資を推進しています。
軌道交通システムの導入による環境改善と経済効果

交通渋滞が深刻なホーチミン市内
双日は半世紀以上にわたり、鉄道車両および交通システムを世界中で納入しています。米国フィラデルフィアには、環境に優しい最新鋭の通勤電車120両を成約、2010年より同市民の足として活躍する予定です。また韓国では、都市景観に優しく騒音が少ない、モノレールシステムの導入を積極的に提案しています。
ベトナムの都市部では、深刻な交通渋滞により排ガス汚染と多大な経済損失(1日約30万ドル)が発生しています。この問題に対し双日は、ベトナム初の地下鉄となるホーチミン地下鉄一号線の早期実現を推奨、2007年日本政府による円借款供与も決定しました。今後は、納入メーカー決定の国際入札を経て、2014年の営業運転開始を目指します。
豪社製の新高速フェリー“ナッチャンRera”就航

ナッチャンRera
函館〜青森航路に、世界最大級の高速フェリー「ナッチャンRera」が就航しました。日本初となるアルミ軽合金製の双胴船で、最高速度は約45ノット(約80km/h)、満載時の航海速力は約36ノット(約67km/h)。在来フェリーでは3時間50分かかった両港間を1時間45分で結ぶ“夢の高速フェリー”として、「ナッチャンRera」がもたらす経済効果への期待も高く、地元経済界はもとより全国からも多くの注目と関心が寄せられています。
この船を納入したのが、双日マリンアンドエンジニアリング(株)。船を建造したINCAT社(豪州)の誇る、独自の“wavepiercing”(波浪貫通)技術と、アルミ軽合金製による船体の軽量化が、津軽海峡の荒波に対して、高速かつ揺れの少ない、極めて安全で快適な航行を可能としました。また、2008年の5月には、第2船となる「ナッチャンWorld」も就航予定です。




