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法令遵守の徹底から環境貢献案件の推進まで積極展開
当部門の取り扱う合成樹脂を含む化学品は、産業の生産性を向上させるために、また生活環境を維持・改善し、快適なものとするために、必要不可欠なものとなっています。しかしその一方で、使い方によっては人体や環境に対する危険有害性を内包しています。そのため、国内外において多くの関連法令があり、また今後の化学物質管理を取り巻く環境も、管理領域が拡大し、化学産業だけの問題からサプライチェーン全体へと、一層のリスクベース管理の推進が求められるよう変化してきています。
このような状況のもと、EUで新たな化学品規制であるREACH、電気・電子機器に対する特定物質の使用を制限するRoHS指令などが始まり、中国やその他のアジアにも伝播しようとしており、日本においても2009年には化学物質審査規制法、化学物質把握管理促進法の改正が予定されています。当部門はこれら関連法規を遵守することはもとより、環境マネジメントシステムに基づき、次頁で紹介させていただいている案件以外にもさまざまな環境に貢献する案件を策定・推進しています。
SCM構築によるCO2削減への取組み

双日プラネット(株)は、樹脂ビジネスにおいて、国内の家電メーカー向けにSCM(サプライチェーンマネジメント)構築による物流機能強化を提案しています。受発注管理や物流管理、在庫管理などを一括して代行し、家電メーカーの購買代理店として機能するというものです。
優れた衝撃剛性、耐熱性、成形性などの特徴を持つABS樹脂原料の事例では、デリバリーの効率化により流通在庫を圧縮し、トラック輸送の大幅削減の実現で運行距離を減少(月間約37,000km)。物流過程で発生するCO2の削減に寄与しています。
ベトナムでケミカル用途水酸化アルミニウム工場建設へ

水酸化アルミニウム工場の調印式
双日は、日本軽金属(株)、ベトナム化学公団、同公団子会社のサウスベーシックケミカル社と、アジア最大規模となるケミカル用途水酸化アルミニウム工場の建設について、事業性調査を開始する基本合意契約を締結しました。ベトナム南部のラムドン省で、原料となるボーキサイトの埋蔵量や、工場建設にともなう環境アセスメントの調査を開始します。新工場では年間約55万トンの水酸化アルミニウムを生産する予定で、2012年の生産開始を目指します。水酸化アルミニウムは、水処理材や人工大理石などの原料となる重要な素材です。ベトナムはその原料となるボーキサイトの埋蔵量が世界第3位であり、良質な水酸化アルミニウムの安定供給が期待されます。
タイ、フィリピン、ベトナムにおいて肥料事業を展開

タイにおける肥料事業
化学品・合成樹脂部門のコアビジネスの一つは化成肥料の取り扱いです。特に東南アジアを重点地域と位置づけ、化成肥料製造・販売会社としてタイ・セントラル・ケミカル社(タイ)、アトラス社(フィリピン)、JVF社(ベトナム)の3社を保有。それぞれの国で全国ネットの販売網を構築し、合計で年間180万トンの化成肥料を製造・販売、東南アジア最大の規模を誇っています。肥料のほかに農業資材全般も取り扱っており、アジアの農業発展に大きく貢献しています。世界的な人口増加に加え、燃料用農作物の需要増加を補うためには農作物の増産が必要不可欠であり、双日はその安定供給に貢献しています。




