東日本大震災復興支援の取り組み

東日本大震災の被災地では復興に向けてたゆまぬ活動が続けられています。双日グループは震災発生当初より、グループ企業理念に基づき、復興に向けた支援活動に取り組んでいます。震災復興を支援することは、CSRの「重点取り組みテーマ」として掲げている6課題に加えての重要な課題と認識しており、「人や地域社会の未来への活力」をテーマに、グループのリソースを活用し復興の力になる支援を継続して行っていきます。

事業を通じた復興支援

双日食料水産、釜石市で操業再開

双日復興支援教育基金

被災により経済的に修学困難な大学生支援を目的とし、2011年度から5年間奨学生を募集し、最長4年間の返済不要な奨学金を給付してきました(総額約5億円)。
本基金は2015年度を以て募集終了を予定していましたが、今もなお支援が必要とされている学生が多い現状を踏まえ、地域の早期復興、未来への活力へとつなげるため、2018年度まで3年間継続し、今後3年間で25名程度の奨学生を追加募集することを決定しました。(総額9,000万円)

これまでの採用者数


(年度)
第1期生
2011年度
第2期生
2012年度
第3期生
2013年度
第4期生
2014年度
第5期生
2015年度
第6期生
2016年度
採用数 52名 37名 38名 35名 39名 9名

奨学生からは「経済的な理由で進学をあきらめることなく、継続ができた」「卒業後は行政で復興支援にかかわる仕事に就きたい」などの声が寄せられています。

[ニュースリリース] 東日本大震災「双日復興支援教育基金」設立について
*活動協力:公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)

教育支援/「コラボ・スクール」への支援

「コラボ・スクール」とはNPOカタリバが行う放課後教育支援プロジェクトです。震災で居場所がなくなり、勉強する場所を奪われた子供たちに放課後の学習指導と心のケアを行っています。

震災から5年が経った現在、仮設住宅生活におけるストレスの蓄積などにより、家庭が抱える新たな問題が顕在化してきています。(例:子どもの不登校、母親の子育てに対する負荷・ストレスの増大)。双日は、放課後の学習支援を通じ、子どもたちに居場所を提供する「コラボ・スクール大槌臨学舎」の活動を継続して支援しています。

NPOカタリバが行う「コラボ・スクール」プロジェクトへの支援

コラボ・スクール大槌臨学舎の中学生・高校生と双日社員の交流

2016年8月5日~8月6日の2日間、NPOカタリバの協力のもと、大槌臨学舎の中学生・高校生と双日社員が交流する企画を実施しました。

【目的】
1.中学生・高校生が自分の将来像などについて考える機会を創出、視野を広げてもらう
2.双日社員に自社の支援取組みについて理解を深め、そのあり方を考えるきっかけを作る

中学生58名とスイカ割り

初日は、中学生58名とスイカ割りを楽しんだ後、被災後再建した双日食料水産の水産加工品(鮭フレーク)ができるまでを題材に双日手製のパズル組合せに挑んでもらい、商社の役割について参加型の課外授業を実施しました。又、若手の双日社員(7名)が、それぞれの自分プレゼンも行い、中学生と交流しました。

大槌町の旧役場、風の電話

翌日は、高校生5名が「地域やコミュニティの現状、大槌町の魅力」を双日社員に紹介してくれました。大槌町の旧役場、町を一望できる公園、風の電話などの場所に案内され、日頃高校生が抱いている町についての思いを聞きました。



今回の交流企画を通じて、生徒たちが震災を乗り越え、それぞれの夢を持って明日に向かって歩んでいる姿が印象的でした。今後も、中学生・高校生のためになり、社員も、自社のことを違った角度で見直すきっかけにもなる交流企画を検討していく予定です。

ボランティア支援制度

役職員の復興支援ボランティア活動を後押しするため、以下の支援制度を導入しています。
・ボランティア休暇の付与: 年間5日
・活動参加時の費用補助: 宿泊日数1日当たり10,000円(年間5泊を上限)

ボランティア活動実績

ボランティア支援制度の利用状況 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
ボランティア活動参加者数 119名 33名 22名 3名 5名
ボランティア支援制度利用者数
(延べ人数)
83名 20名 13名 0名 2名
内休暇取得人数(延べ人数) 17名 7名 6名 0名 2名

東北復興支援ボランティアツアー

2011年10月から、岩手県・宮城県でのボランティアツアーを双日グループ役職員向けに案内しています。ボランティアの内容は、被災地が復興の段階に入っていることもあり、地域コミュニティ活性化イベントのサポート、苗木植え、防潮林整備がメインです。


わたりグリーンベルトプロジェクトの活動に参加の双日グループ社員(2015年、宮城県)

現地のニーズに応じた農作業のボランティア活動を行う双日グループ社員。(2013年度、岩手県) がれき撤去作業を行う双日グループ社員(2011年度、岩手県)

東北復興市の開催

東京本社が入居する飯野ビルで、岩手県・宮城県・福島県の物産や被災された方々の作った手芸品を販売する「東北復興市」を定期的に開催しています。多数の方々に来場いただき、商品によっては売り切れも出る等、毎回好評です。

活動実績:2013年7月、2013年11月、2014年2月、2014年5月、2014年8月、2014年11月、2015年3月、2015年9月、2016年3月、2016年9月
活動協力:NPO遠野まごころネット、双日食料水産株式会社

「第3回 国連防災世界会議」への協賛

双日は、仙台市で行われた「第3回 国連防災世界会議」(2015年3月14~18日)に協賛しました。

同会議は、世界的な防災について審議する事を目的に国連主催で開催され、国連加盟国、国際機関、NGO等約6,500人が参加しました。今回は、東日本大震災の経験と教訓を東北から世界に発信する事も目的の一つとなっており、東北の自治体と連携し東北復興計画(エネルギー・インフラ案件等)を推進している双日は、本会議を支援し協賛する事を決定致しました。

第3回 国連防災世界会議: 公式サイト

復興支援のための車両寄贈について

岩手県大槌町および遠野まごころネットに対し、被災地での支援活動に役立てて頂くための車両計14台を寄贈しました。

寄贈車両の概要

車両名称 車両の主な用途 提供先(台数) 引き渡し時期
軽自動車
スズキアルトバンVP(4WD)
避難所や仮設住宅で生活する被災者を、保健師や栄養士の方々が個別訪問する際に活用 岩手県大槌町役場(5台)
NPO法人遠野まごころネット(5台)
2011年8月
ワゴン車
トヨタハイエースワゴンGL(4WD)
ボランティアの拠点がある岩手県遠野市と、活動先である沿岸部との間の送迎に活用 NPO法人遠野まごころネット(2台) 2011年10月
電気自動車
三菱自動車minicab MiEV
大槌町にある「まごころ弁当」の宅配などに活用 NPO法人遠野まごころネット(2台) 2012年8月
(*)NPO法人「遠野まごころネット」について

(*)NPO法人「遠野まごころネット」:延べ約10万人以上のボランティアを受け入れ岩手県内での支援活動行っているNPO法人。当グループは遠野まごころネットと連携した復興支援の取り組みをさらに行っていく予定です。

義捐金(支援金)

東日本大震災の被災地に対し、2011年3月、双日グループとして1億円の支援を行いました。また、国内外の双日グループ役職員による募金を行い、約5,100名から集まった1,600万円を拠出いたしました。これらの義捐金は、赤十字社や被災地で活動するNPOなどに寄付しています。

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