国際的な社会貢献活動

双日グループは、地域社会と共に行う社会貢献活動を世界のさまざまな地域で実施しています。双日グループにとって、「人とのつながり」は重要なテーマの一つであり、人に直接かかわる教育支援などの社会貢献活動を行っています。

アフリカでの教育支援プロジェクト(タンザニア・モザンビーク)

双日は、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン(※1)とともに2010年4月よりアフリカで教育支援プロジェクトを推進しています。タンザニア  マリザ村、マヒナ・カティ村、イゴンベB村、モザンビーク マライッサ・バンベラ村において順次実施してきました。

幼児の教育環境改善

就学前教育環境の改善は幼児の心身発達に深く関係しており、長期的に自立を促す効果が高いと言われています。一方、現在アフリカの多くの村では、就学前の子どもたちが安心して過ごし学べる環境は未整備であり、改善のニーズが高まっています。本プロジェクトにより、2~6歳の多くの子どもたちの就学前環境が大きく改善されつつあります。

地域全体の自立促進

私たちは、幼稚園の建設や遊具・教材などの支給を実施するだけでなく、地元の保育士、コミュニティリーダーに関連するトレーニングを提供することで、就学前教育環境の改善を実現し、また、地域住民の本プロジェクトへの主体的な参加を促すことで、地域全体の自助につながる活動を目指しています。

トレーニングでは、保育士は「質の高い保育方法」を学び、コミュニティリーダーは「就学前教育環境の重要性」を学びます。また、参加したコミュニティリーダーは、学んだ内容を他住民と共に実践してゆきます。

地域全体の自立促進

継続的な取組み

本プロジェクトでは2010年度にタンザニアのムワンザ州「マリザ村」で幼稚園建設、遊具や教材の提供、およびトレーニングを完了しました。

2011年度は、前年度に引き続き「マリザ村」での井戸建設、衛生トレーニング、および家庭菜園・養鶏用備品の提供を実施しました。栽培した野菜の販売を通じて、地域住民の収入向上にも貢献しています。また、新たに「マヒナ・カティ村」での幼稚園建設、遊具や教材の提供、および就学前教育に関するトレーニングを実施しました。

2012年度は、新たにモザンビークのイニャンバネ州「マライッサ・バンベラ村」で小学校3教室の建設、備品の支給、学校運営トレーニングを実施しました。更に「マヒナ・カティ村」では1教室の追加建設を行いました。

2013年度は、タンザニアのムワンザ州「イゴンベB村」で1教室、トイレの建設を行い、教室備品、遊具の整備も行いました。

2014年度は、前年度に引き続き「イゴンベB村」で貯水タンクの設置、校庭の高低差の削減・側溝の設置および保護者を対象とした意識啓発活動を行いました。また、「マリザ村」でも貯水タンクを設置しました。

2015年度は、2012年度に支援を行ったモザンビークの「マライッサ・バンベラ村」で、小学校1教室の追加並びにトイレ2棟の建設、読み書き能力向上のための教材支給を行いました(トイレは男女別(各1基)になっており、プライバシーが確保されることにより、特に女子児童の出席率の向上が期待できます)。また同じ州の「ナンコジャ村」の中学校にいす付き学習机、教員用のいす/机、事務所用のいす/机を支給しました。

本プロジェクトは、双日がその趣旨に賛同し、2009年4月に参加した国連グローバル・コンパクトの原則に沿ったものであり、SDGs(※2)の達成に向けた取組みのひとつです。また、このような「地域・社会とのパートナーシップ」を重視する活動を通じて、双日グループの一人ひとりが社会課題に対し意識を高く持つきっかけとなることも目指しています。

継続的な取組み

(左) 
タンザニア マヒナ・カティ村】新しい園舎の前に集合した新入園生
(中) 
【モザンビーク マライッサ・バンベラ村】新校舎の前で教材を手にして喜ぶ児童たち
(右) 
タンザニアの小学校で開催された子どもの栄養に関するトレーニングの様子。参加者たちはメモをとりながら熱心に聞き入りました

【写真提供:プラン・インターナショナル】

※1
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン:本プロジェクトのパートナー。子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOです。
※2
SDGs(持続可能な開発目標):2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年の国連サミットで採択された、2030年までの国際的な社会課題に対する目標です。

関連情報

[ニュースリリース] アフリカ・タンザニア就学前教育支援プロジェクトへの参画について  ~双日グループの社会貢献活動~

ベトナムにおける教育支援(奨学金プログラム)

双日は、2016年12月、ベトナムにおける社会貢献活動の一環として、双日ベトナム会社を通じてハノイ市において奨学金プログラムを実施しました。これは、同市西部の4つの区の小・中学生の中で、学業・芸術・スポーツなどに秀で、かつ経済的に困難な状況にある生徒330名に対し約300万円相当の奨学金を給付するものです。
双日グループでは、同国南部ホーチミン市の東に位置するドンナイ省においても2012年から同様の奨学金プログラムを実施しており、同省の成績優秀な中・高校生150名を対象に毎年約300万円相当の奨学金を給付しています。

双日は、1986年に日系企業として初めてハノイに駐在員事務所を開設して以来、広範囲な分野でベトナムとのビジネスに携わってきました。2006年には当社のベトナムに対する長年の友好関係と経済発展への貢献が認められ、同国政府より日系企業として初となる友好勲章を受章しています。

双日グループは、今後ともベトナムの地域社会と共に発展する事業に加え、教育支援など様々な社会貢献活動を行ってまいります。

 

ハノイ(Thach That区)での授与式の様子 ドンナイ省での授与式の様子

アフガニスタンの少女たちへ学用品を寄贈(2010年7月)

アフガニスタンの少女たちへ学用品を寄贈(2010年7月)
生徒1人ひとりにノートとボールペンを手渡し

双日は、2010年7月アフガニスタン、ゴール県、ラル・サンジャンガル郡のデボグダク村女子中学校の250人の生徒に対し、教育支援として学用品※を寄贈しました。本件は、在アフガニスタン日本大使館の協力を得て実施されたものです。 ※ 寄贈した学用品は現地(ダリー)語の絵本、ノート、ボールペン、地球儀、色鉛筆、鉛筆削り、裁縫セット、折り紙

現地を訪問された在アフガニスタン日本大使館 石崎書記官のレポートから

現地を訪問された在アフガニスタン日本大使館 石崎書記官のレポートから
寄贈の御礼に、絵本を朗読する女生徒

寄贈されたダリー語の本をお礼に朗読したいとの申し出があり、本を読んでもらうことになりました。女子生徒が本を手に取り、綺麗な声で本を読み上げる。たった10年前までは、女性の教育が禁じられ、今でも、県の統計では、女性の識字率が3%しかないこのゴール県で、初めて手に取った絵本をスラスラと自信を持って読み上げる女子生徒に、この国の明るい未来が見えるような気がしました。

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