社長メッセージ

双日グループのCSRは、企業理念の実現に向けたあらゆる取り組み

双日グループの企業理念「誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造します」。私たちは、この企業理念の実現に向けたあらゆる取り組みをCSRと捉えています。そしてCSRを推進する上で重要なのは「私たちが働くことのできる経営環境は、何によってもたらされているか」を十分に認識することと考えています。

世界の人々と双日が創りあげる「2つの価値」

双日グループは、世界各地で必要とされる事業を、パートナーと共に創りあげています。我々の事業には、多くのパートナーと地域社会の期待が込められており、社会・環境課題の解決を目指す事業も多く存在します。例えば、ベトナムの植林チップ事業。当社が無償で提供した苗木を、現地で植林してもらい、その成木を買い取るというビジネスモデルですが、現地では新たな雇用が創出され、持続可能な林産資源利用に繋がり、当社は合理的な価格で林産資源を安定調達できるという循環構造が実現しています。

双日は今後、成長にこだわり、スピードをもって価値創造に取り組んでいきますが、その道筋では、「2つの価値」の概念を大切にすることと定めています。国・地域の経済・産業・生活の発展に向けた社会的課題を解決する「社会に還元する価値」と、人材基盤やビジネスノウハウなど各事業基盤の拡充、競争力の向上といった当社の持続的成長につながる「双日が得る価値」。この2つの重なる価値を最大化していくことこそ、当社がこれまで、そしてこれからも進むべき価値創造の姿です。利益を創出できない企業が社会に貢献できる範囲は限られます。持続的に利益を生み出し続けることで、より多くの役割を担えるはずです。2016年には熊本で震災が起こりました。双日でも被災地支援を行いましたが、より大きな価値を創出できる企業となり、もっと多くの貢献をしていきたいと痛感しています。

国際社会の一員として、責任のある行動で持続可能性を追求する

人口増などに起因する社会・環境課題の深刻化、国際社会における企業の存在感の拡大を背景に、世界の人々は企業に対し大きな期待と懸念を持っています。企業に、責任ある企業行動を求める、COP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)での議論や、国連が2030年に解決すべき社会課題を提唱したSDGs(持続可能な開発目標)等における中長期の社会的な課題を理解し、企業活動に関わる大きな変化を捉える視点を持ち、持続可能性を追求してまいります。また、このような国際社会が求める責任ある企業行動をとる姿勢を明確にするために、双日は2009年より国連グローバル・コンパクトに参加しています。

今年度においては、企業理念、CSRの考え方とともにSDGsを始めとする代表的な国際合意や規範を踏まえ、従来のCSR重点取り組みテーマを見直し、中長期に取り組むべき6つの重点取り組みテーマを定めました。このテーマに沿って、グループでCSRを実践することにより、2つの価値を最大化させステークホルダーからの期待に応えていきたと考えています。

重点取り組みテーマ

新たな価値と豊かな未来の創造に不可欠な「多様性(ダイバーシティ)」

双日グループが、多様な価値観をもつ世界の人々と「新たな価値と豊かな未来を創造する」ためには、社員一人ひとりが、日々変化し続けるグローバル市場において人々や価値の多様性を理解し、それらに対応していくことが不可欠です。例えば、世界のマーケットを見るときに日本からの視点にとどまることなく、相手の立場に立って、世界を見ていくといった意識を持つことなどです。

こうした新たな価値観の創造と社員のさらなる活躍のため、双日グループにおいては、多様な価値観を持つ社員が個々の力を活かすダイバーシティの推進に取り組み、「働きがいのある」「働きやすい」環境を実現します。特に女性の活躍については、「女性総合職の採用比率を30%にする(2016年4月入社実績:22%)」、「2021年までに女性管理職数を現在の2倍にする」という目標を今年度定めており、目標実現のため、関連施策を拡充し推進していきます。

双日が社会に発揮していく価値や役割を伝えていく

近年、特に企業のESG(環境・社会・ガバナンス)への考え方や取り組みが、ステークホルダーの皆様に重視されている理由は、企業が社会に発揮していく価値や役割を明確に説明することが求められているということなのだと思っています。私、自らが双日グループのビジョンを提示し、ステークホルダーの皆様にご説明してまいります。

今後とも、皆様との対話を重視し、価値創造に邁進する所存ですので、引き続き、当社にご期待いただければと存じます。

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